日記日和
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2005年04月01日(金) 在留特別許可に思う

え〜っと・・・昨日の日記の訂正から。

昨日書いた「黒豹シリーズ」ですが、下巻に入って間も無く本来の主人公である、黒豹こと黒木豹介が登場しました。


私の中では「やっぱりね」という思いと「え〜っ」が半分ずつ。。。


だってね、黒豹は、前のシリーズで死んでしまったんですよ。

さらに、筆者のあとがきも黒豹が有名になりすぎて、嫌がらせなどを受けることも多くなり、苦痛だから終了するという内容で、今後は企業ものを書くことにし、その準備に際しての奥さんの内助の功まで書いていたのに・・。


色〜んな事情があって、黒豹再登場ということになったのでしょうが、少しばかり白けてしまいました。



とりあえず最後まで読みきったのですが、これまでとはちょっと違うところに着目したのが我ながら面白かったです。


この黒豹が対峙するのはいつも国際的な犯罪組織で、今回のもそうです。

登場人物が「日本は非合法な異形組織に無頓着すぎる」という趣旨の発言をし、日本の出入国チェック機構の甘さを指摘、「在留特別許可」の多さにも触れていました。


在留特別許可についてちょっと説明します。

オーバーステイ(不法滞在)の外国人は、本来なら日本から出国しなければなりません。
でも、日本人と結婚したので・・あるいは、日本人との間の子供を育てているから・・また、日本での在留がかなり長期に渡っているなどの理由で、そのまま日本に残ることを希望する人が少なくありません。

その人たちの理由を個々に考慮・検討したうえ、法務大臣が与えるのが「在留特別許可」です。
これは正式な制度ではなく、あくまでも温情というか、特別な理由がある人のみにとられる措置です。
日本人と結婚しているから、長く日本にいた実績があるから、といって簡単に認められるもののではなく、個々に入管の調査官のかなり厳しいチェックがある、

というのが私の認識です。


この小説では、その在留特別許可件数が近年非常に増加している、つまりその分チェックが甘くなっていることが、犯罪に絡む外国人の滞在を認めることになっている、としています。

現実の社会でも、そういう面もあるのかも知れませんね。

知識がないためにオーバーステイになってしまった外国人の家族が離れ離れにならずに幸せに暮らせるようにする、救いの手である半面、外国人による犯罪の増加を思えば、そういう外国人を合法的に日本に滞在させることになりかねない危険もあるんですよね。


どんな法律や制度にも言えるかと思いますが、それによって守られる人がいれば、それを悪用する人間も必ずいます。



これまで研修などで、入管の方の話を聞く機会が何度かありましたが、不法入国、不法滞在をなくすために尽力されているのがよくわかります。

ただ、外国人との関わりについては、今後、数も増え、複雑にもなっていくでしょうから、入管の方々の業務はさらに煩雑になるのでしょう。




エライ人たちは、将来を見据えた法整備や制度改革を抜かりなく考えて・・くれているんでしょうか。。。


イサカ |MAILHomePage

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