先日、中学2年生の男子が、千円札の偽造で逮捕されてました。 インターネットで購入した雑誌を参考にして、 パソコンで百枚以上の旧千円札を偽造して、自動販売機で 使ってたそうです。 大人たちは事件にビックリしていますが、 これだけ身の回りが便利になって、写真でも自宅でプリントできたり 店に行かなくてもインターネットで手に入ったり、 消費者生活としてはドンドン便利になってきてます。 そんな時代、こんな事件があっても、ちっともおかしくは無いでしょう。 不便さを感じるのはお金が無くて困っている時が物事の土台にあって、 とにかく消費偏重の生活基盤が多くの問題を引き出していると私は 感じます。 もっと、意図的に「生産的生活」を作り出して、そのなかから 豊かさを知って、価値観をつくり上げていかなくては。 そういった価値観に基づいて、何かする時に「得るもの」と「失うもの」 「得する事」「存する事」の深読みをする訓練こそが今の子供たちの 教育環境には必要です。そのためには、大人社会がまず、 意図的にその状況をつくり上げる事からですね。
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