ひげのお兄さんの日記

2004年12月08日(水) 学力低下

昨日の報道で、OECDの40カ国調査で、15歳を対象にした
「生徒の学習到達度調査」が出され、日本の生徒が
読解力が前回の2000年調査の8位から14位、
数学的応用力も1位から6位へ下がった事がわかりました。
他国との比較による順位が下がっただけではなくて、
前回と同じ質問に対する成績(採点結果)が下がったようです。
私は常日頃、学校というところは知識を習得するのは
基礎的なものとしてだけで、肝心なのは、
学習の仕方や問題解決の仕方、情報に対する好奇心と
いった事の習得と社会性の習得だと考えています。
自分が成績が悪かったから言うわけじゃないんですが、
学校で習った知識なんて社会に出てからほとんど使う事も無く、
ただ、社会に出てからこなさなきゃならない多くの仕事・役割の
ために勉強する機会は多くて、そんな時、勉強のコツみたいなものや
問題解決の手順みたいなものを身に付けているかどうかが
大きな違いになってる事に気づいたりします。
「かしこい」というのはチョット違いますよね。
そんな意味からも、「読解力」の低下や「応用力」の低下というの
はショックですね。
もっと知らないことに好奇心をもって、情報を集めて、
それの意味を読み取って、自分の考えをもつ。
そんな日常が必要です。
それと、もっと本を読んで、言葉を組み立てて使う。
「言葉」でも「もの」でも自分で組み立てて使う。
そんな生産的な日常生活が必要だと思います。


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