ひげのお兄さんの日記

2005年05月19日(木) いい汗

この2日間ほどストレスが溜まる様な問題に
悩まされてムシャクシャしてたので、
忙しい間をぬって合気道の稽古に行ってきました。
何だか久しぶりで体が不器用に動くのが自分でも
可笑しかったですが良い汗がかけてサッパリしました。
体というのは使ってないと動かないものですね。
私達が武道に励むのは、精神的な「道」としての
修行もあるのですが、私は安易に精神修養を口実にしては
ならないと考えています。武技を一定のレベルまで上げて
はじめて到達する境地や感覚というものがあり、
なかなか口では説明しにくいものがそこにはあります。
私も、まだまだ努力が足りず、頭では想像しているところへ
時々偶然のように到達するというか、まぐれの様に出来たり
出来なかったりを繰り返しています。
仏門とは違う「武の道」は「術」の習得への努力無しには
進めない、命のやり取りを超えた世界。そんな世界で得るものを
求めた道なわけです。「守・破・離」。古来から伝わる技を習得する「守」
それを極めて質的な転換が出来る域に達する「破」。
師匠を超えていく「離」。
そんな道です。
昔ある武道の先生からこう言われました。
「正義無き力は暴力。しかし、力無き正義は無力」
「命のやり取りを超えたところに本当のやさしさがある」
実践の理論なんですね。特に古武道は。


 < 過去  INDEX  未来 >


ひげのお兄さん