キングダム・オブ・ヘブンという映画を観に行ってきました。 その名の通り、聖地エルサレムをキリスト教徒、イスラム教徒の 双方が奪い合う歴史。そのなかでの物語です。 十字軍については昔、教科書にも出てきましたが、 その戦いの残虐さは習いませんでした。 これも日本らしいところでしょうか。 それはさておき、主人公はフランスで鍛冶屋をしていた若者。 ある日突然、十字軍の騎士が現れて「私はお前の父親だ」からはじまって ついには後を継いで騎士となり、エルサレムの攻防戦を繰り広げ、 最後は和議に出てキリスト教徒を守りエルサレムを後にするという映画。 主人公バリアン役は、オーランド・ブルーム。 ロード・オブ・ザ・リングでエルフ族の弓の名手レゴラス、あの役を やっていた男前ですよ。 あの時は銀髪を束ねた妖精の雰囲気を漂わせていたのに、今回は 髭をはやした黒髪の渋い騎士。 カッコよかったですよ。 映画の内容はよくある戦闘場面がほとんどですが、「騎士道」というものが 表現されている映画でもありますね。 「恐れず、敵に立ち向かえ」「勇気を示せ」「死を恐れず、真実を語れ」 「弱者を守り、正義に生きよ」それらを誓いとする騎士道は 武士道によく似ていますね。 でも、厳密には違うんですよ。 これがキリスト教などの一神教同士が殺しあったり のヨーロッパ文化で育ったものと、 八百万の神と仏教と儒教を日本バージョンにしてしまった 日本文化のなかで育ったものとの違い。 また機会あれば書き込みます。
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