バカ恋
back    index    next

■ ラヴストーリーは突然に -其の弐- ■



さて。

昨日は思いがけず御仕事頑張りまして、

急いで帰って、夕飯の準備して、洗濯してって、

すっかり主婦してました。




ええと、ええと、先日の続き。




コージに呼び出しを喰らったアタシは、

コージの帰りを待ち、彼の自宅へ参じました。

何やら険悪ムゥド漂うコージ宅。

いきなり、

裏切り者!

とか言われちゃったりして。

今日、来なかったら一生許さないところだった

とか言われちゃったりして。





おいおい、ちょっと待てよ。

アタシ、コージの何なんですか?

許すとか許さないとかそう云うレヴェルの話なのか?

つーか、何でアタシがアンタに其処まで言われなきゃいけないの?


だんだんムカっ腹が立ってきて、









ってな。










すると、







コージ号泣。
アタシ呆然。








静かな部屋に、コージの嗚咽だけが響き渡る事約弐拾分。

やっと泣き止んだコージは、

もう会えないんだね

って真っ赤な目をして言いました。

もう泣かれるの嫌だし

と、アタシは言ってコージと会うことを拒否しました。






結局コージは、

アタシとの具体的なヴィジョンが何も無く、

きっと、

お気に入りの玩具を取り上げられた子供みたいな気分だったのでしょう。

だから、自分からアクションを起こす事も、

アタシに気持ちを伝える事も、

アタシと云う存在を改めて考える事もせずに、

ずっと此の侭の変わらない関係を望んでいたのでしょう。






ずっとずっと、何も与えられずに、

唯々、思い続けるのってやっぱり難しいよ。

でも、

コージが此処で暮らして居たから、

アタシはシュウと出会えたのです。

そう云う意味で、アタシはコージにとても感謝しています。





さようならコージ。





コージと過ごした弐年間を噛み締めながら、

アタシはコージの家を後にしました。

もう二度と会う事の無いコージに手を振って。








































ところがどっこい!
此れで終わらないのがコージくんなのだった!















恐るべしコージ。

しかもパワーアップして再登場。

一体何時まで続くのかっ!!




My追加

back    index    next
mail  home  bbs  おててつないで
エンピツユニオン