六本木ミニだより
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今日は、祖母の病院に行きました。 といっても、病院に行ったのは私ひとり。祖母が昨年ガンの手術をした都内の病院に、今年になってからの祖母の経緯と今後の対応の打合のために行って来たのです。 今後は祖母の家の近くの病院に通うようにしたいので(都内はもう遠くてムリ)その旨を伝え、必要に応じては情報を提供して欲しい、ということを伝えたのですが、血液内科のドクター、消化器外科のドクターとも、「いつでも連絡してください」といってもらえて、私も祖母も周囲の者も一安心です。
それにしても、大学病院というのは、あいかわらずすごい人。人。人。世界中の人がどっかしら悪いんじゃないかと思うほど。 予約時間があったにもかかわらず、午前中の血液内科のために2時間、昼休みを挟んで消化器外科に1時間、さらに薬の待ち時間が1時間。都合、朝の9時から午後3時までの計6時間。 おかげで、マフラーがほぼ編み上がってしまいました。
午後、試写に行くつもりが日程を間違えていたことに気づき、時間があいてしまいました。で、急遽、大学時代の友だちが入院している都内の別の病院に、お見舞いに行くことに決めました。 病気なのは、彼女本人ではなくて、生まれて半年の、彼女の赤ちゃんなのです。先天性の心臓疾患、でも、今手術すれば完治するとのことで、6ヶ月の赤ちゃんが大手術を受けた由。 で、そんなに小さな子どもの入院というのは、親も一緒に入院しなきゃいけないんですね。「病気そのものは乗り越えたけど、どこにも行けないから飽きてくる。話し相手になりに来て」と連絡もらっていたのです。 いやーしゃべったしゃべった。4時から7時まで4時間。何度か電話連絡や手紙の交換はしていたけれど、オフで会ったのは何と5年ぶりだったので、お互い積もる話が山とあった。 私と彼女は、同じ私鉄沿線で、3つしか駅の離れていない場所に住んでいるのです。でも、お互い日常の雑事に追われていると、なかなか時間をとって会いに行こうというところまで至らなかったのですね。 でも、たしかに入院は大変だけど、都内の病院にいてくれると、かえって、今回のように、開いた時間を見つけてちょこっと寄りやすいのです。お互い、「洗濯物とりこまなきゃ」とか、心配しなくていいしね。
今度は、夕ご飯時に、デパ地下でお弁当でも買って、ふたりで食べようと思っています。 私は、ひとりでいるのは嫌いじゃない方ですけど、気が付けば、昼食も夕食も、ひとりで食べるのが当たり前の生活になっていました。 どうやら、気づかぬうちに「寂しいな」という気持ちがたまっていたようです。自分の求めているものが、相手のウォンツにも一致するということは、有り難いことだな、と、しみじみ思いました。
ところで、急に病院に行くことにしたので、お見舞いの品を買う店が近くにありませんでした。そこで、駅前のスターバックスに寄って、コーヒーとクッキー、それに、子ども用に、指人形つきのキャンディーを買って行きました。棒つきキャンディーの頭に、ブタさんと、ウシさんのお人形がおまけについているやつです。かわいいの。 病院のように、いるとくさってくる所にいるときは「しゃば」の香りがするものがいいかなと思って。それに、ふだんスタバに入り浸っている私と違って、子育て中の彼女はスタバ体験が生まれて2回目だったそうで、とても喜んでもらえました。 私としても、「子どものためにスタバで買い物」なんて、普段、なかなかできない、ちょっとこじゃれた体験で、いい気分でした。
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