2003.03.11 (Tue.) 2:07 水曜日の日記…。 この日は、1つメモがある…。
彼女のこと。 ずっと好きだった彼女。 今でも忘れられない彼女。 布団に入っていて、ふと気づいて愕然とした。 僕は、彼女の顔をまともに覚えていない…。
正確に言えば、 話したりしている彼女の顔を覚えていないのだ。 何枚か彼女の写真を持っているのだが、 その写真は、自分でも気持ち悪いと思うほどに 頭に刻み込まれている。 また、後ろ姿も割とよく覚えている。 なのに、直接見たはずの彼女の姿を、ほとんど覚えていないのだ。 …って、今調べてみたら、 そのうち半分くらいをなくしていた。 6月に撮った写真、間違って消してしまっている…。 その写真、一度まとめて友人に送ったのだが、 その友人に頼んで送ってもらうか…。 まあ、いいか。 過去に捕らわれても、何にもなりはしないだろう…。
彼女が僕の告白を断ったとき、 僕のことを嫌いではないけど、今はそれどころではない、 などと言っていた…。 もっと正確に言えば「断るわけじゃないけど、今、私はそれどころじゃない」 と言われたのだが、まあ、これは要するに、 断られたということだろう。
普通は言われた瞬間気づくのだろうが、 僕は半年以上経って、ようやく気づいた。 落ち着いて考えてみれば、 これは社交辞令以外の何物でもないではないか。 半年もの間、僕は一度も落ち着いて考えていなかったのだろうか。
よく言えば優しく、悪く言えば八方美人と言うか、 物事をはっきり言いきれない性格なのだろう。 自分自身を振り返ってみれば、 特にこれと言った魅力もないし、 彼女に受け入れてもらえる余地など、端からなかったのだ。
今までも気づいていたことはいろいろとあった。 僕とは比較的話す機会が多かったにもかかわらず、 彼女はかなり距離を置くような姿勢が多かった。 こう書くと身も蓋もないが、 僕は女性と話す機会がかなり少なかった。 だからそういうものなのだと思っていたのだが、 最近になっていろいろな人と話すようになって、 普通の女性は、相手との距離を置くような話し方は しないのだと気づいた。 むしろ、男の方が距離を置こうとする傾向が強い。 じゃあ、それが彼女の性格なのかと言えば、 どう見ても他の人に対して そういう姿勢でいるようには見えない。 まあ、冷静に見られているとは思えないので それが正しいのかは分からないが、 正しいとすれば、彼女は僕と距離を置こうとしていたことになる。 まあ、それも当然だ…。 大げさに言えば、つきまとうと言っていいくらいしつこかったし…。
まあ、何にせよ、 未だに顔を見るだけで頭の中身が吹っ飛び、 肝心の彼女の顔すら覚えていないほどなのに、 僕は彼女に拒まれているわけだ。 例えそうでなくても、もう会う機会などほとんどないのだ。 これが現実であり、認識しなければなるまい。
今頃、どこでなにをしているのだろう。 就職活動の真っ最中だろうか…。
2003.03.11 (Tue) 2:36:56
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