なんだかんだで今日が29日だから、4日分たまってるのか。本当にすぐたまるものだ。意外と日記を書くのにも時間がかかるし。
最近、実感しているのが、理念よりも方法が大事だということ。何か問題にぶち当たったとき、大事なのはなんなのか。今までは、がんばれば何とかなるとか、努力して解決するとか言ってきた。しかし実際には、問題を解決するにはそれなりの手順があって、その手順をこなすことで問題は解決するのだ。努力すればいいというものではない。がんばったって手順を間違っていてはダメなのだ。逆もまたしかりで、正しい手順さえ踏んでいれば、本人の努力なんてあまり関係ない。間違ったことさえしていなければ、問題は解決できるのだ。もちろん、問題の重大さにもよる。一人では抱えきれないほどの問題を抱えた場合、問題を解決する手段をもっていたとしても、そう簡単には解決できないだろう。しかし、それでも手段は大事だ。いや、困難な問題だからこそ、正しい手順で物事を進めるのが大事なのだ。そこで無駄足を踏んでいる場合ではないのだ。自分が成長するためには余計なことをするのもいいかもしれない。しかし、問題を解決したければ、努力するよりも先に、どういう手段で解決するのかを考えるべきだ。
問題を解決する手段と、それを実行する能力。これがあって初めて、努力が問題になる。逆は成り立たないだろう。手段が分からなければ、どれほど努力したって問題は解決しない。能力もしかりだ。能力とは、突き詰めれば問題から手段を導き出す力ではないだろうか。なんらかのシステムを構築しなければならないから設計やプログラミングを行う。設計を行うには設計手法を知っていればいい。プログラミングをするにはプログラミング言語を知っていればいい。この、設計手法やプログラミング言語こそが手段であり、手段を知っていることや選べることが、その人の能力と言えるだろう。
僕たちが住んでいるのは剣と魔法の世界ではない。ゲームなどで触れているからこそ、現実とファンタジーの世界は違うことが分かる。現実とファンタジーの決定的な違いは、人間の意志で物事が動くか、方法で物事が動くかの違いだ。どれほど強い意志をもっていても、現実にはそれを実行に移さなければ物事は動かない。重要なのは手段、方法であり、その次に、その手段や方法を実行するために意思が重要なのだ。どうすれば問題が解決するか、その手段がより重要なのだと僕は思う。