新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2004年09月17日(金) バレエと古武術

Roy Tobias
ロイ・トバァイアス
 ニューヨーク・シティ・バレエ団出身
 スタジオ・ベラーム バレエ主任教授
      ベラーム・ステージ・クリエイト 演出・振付家
 ソウル・バレエ・シアター 芸術監督


ロイ先生に甲野善紀さんの古武術の技に関するビデオを見てもらいました、ロイ先生は若い頃ニューヨークシティバレエ団でマリウス・プティパやジョージ・バランシンの訓練や振りつけを学んだ、現在としては貴重な方で、戦後の日本にバレエのメソッドを伝えた方です。
 そのロイ先生が古武術のビデオを見て「捻らない、ためない、踏ん張らないというのはバレエのテクニックと同じです」と言うのです。
 早いパッセージを踊っている時にジャンプするテクニックは「せーの」とか「ドゥ、トワ」のない世界なのです、とおっしゃってました。

 甲野先生の術で桐朋学園のバスケット部が応用している【膝を割る】というテクニックで瞬間に相手を振りきるというのも、バレエのテクニックにあるそうです。

 現在ロイ先生は韓国のソウルにおられます、バレエコンクールで韓国のダンサーが活躍しているのは、ロイ先生のお弟子さんに教えを受けたダンサー達なのです、日本では多胡寿伯子さんが直弟子で、古武術と同じバレエのテクニックは「彼女に全て伝えてあります」とロイ先生はおっしゃってました。





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