新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2004年10月01日(金) ヨーヨー・マとの思いで

 日本音楽集団の定期演奏会が終わった、コンポーザーズシリーズとして間宮芳生先生の作品だった。
 現代作曲家の中でも日本の伝統音楽や民話、伝説などを合唱曲や管弦楽曲に創作されて、比較的親しみやすい音楽だと思う。

 僕は【難蔵物語】で演奏しました、江戸時代、信濃国から東北、蝦夷地を旅して歩いた菅江真澄。の残した浄瑠璃だ。三味線の蓑田司郎(杵屋五司郎)が語りと唄で皆から蓑太夫(みのだゆう)なんて言われていた、彼も今回は相当苦労したみたいだった、五線譜から縦譜に直して練習し、勇んで練習に来たのだけれども、縦譜ではスコア−での全体像が解らないので両方見なければいけないという困難な作業を強いられたようだ、しかしそこは長唄三味線奏者の根性で全体像を暗譜した、打ち上げでは是非出雲地方でこの曲をやりたいと言っていた。

 僕は間宮先生の作品では過去に【タクシム】と【日本のうた】をやっている、そのうち【日本のうた】ではレコーディングだった、今回の譜面には小鼓のパートはなかったけれども録音時ではヨーヨー・マさんのチェロと僕の小鼓でアドリブ合戦をやている、たしか彼はチェロのボディーを叩いていた、僕がヨー・ヨーと掛け声をかけると彼はマ!っと言ってチェロを叩いた。





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