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■ 繰り返す過ち
本日は売笑エクスタシー。
昼頃にタケと待ち合わせ。 本当は電車で現地集合にして あっさり帰れるようにしておきたかった。 が、叶わず。 タケが明石まで出てきて そこから電車で三宮に出るという 回りくどいお出かけになった。
春物のバッグが欲しかったので タケに付き合ってもらって あちこちお店をハシゴする。 途中、タケの趣味で釣具屋にも寄る。 タケはフットワークが軽くて 私が行ったり来たりするのに 根気よく付き合ってくれる。 元町まで歩いて、とある交差点。
魚発見、向こうは男2人。 こっちはタケと2人。 一瞬、目が合っててもおかしくない感じ。 今日ある用事で魚も三宮にいる事は 知ってたけど何も日曜の真昼間に 人ごみの中で会わなくても。 このまま歩いていったら ちょっと先の角で魚と鉢合わせする。 魚はメガネかけてるから まともに会ったら私だって絶対バレる。
幸いタケの背が高いので うまく影に隠れて鉢合わせは避ける。 が、後姿は完全に見えてる。 しかも魚と会った時に着てた服だし。 おまけに私の最大の特徴は、身長。 生きた心地がしないまま 何も知らないタケを連れて路地を1本外す。 私の動揺は本当に大きくて タケの顔が見られない。
その後のウインドーショッピングも 全く上の空。 適当に言い訳して早めにチキンジョージへ。 タケは開演までの待ち時間を 寒い中一緒に並んでくれた。 が、退屈には勝てずに色々喋りだす。 その内容が気に入らない。 周りにいるコスプレの人がヘンだとか ここにいるのは全員 追っかけみたいなもんかとか 周囲の人をいじっては 周りに聞こえてても平気な風で喋る。
道を歩けば足の心配をしてくれるし 私に「寒いやろ」って 缶コーヒーを買ってくれるんだけど 並んでる人達を見回して 「何人かカツアゲして俺も入ろうかな」 とか冗談にも程がある事も平気で言う。
ついでに昔、友達と組んで 他の子からTVゲームを巻き上げた話に及ぶ。 それも周囲にまる聞こえ。 どうしても、一緒にいたくない。 1人で並んでたほうが絶対マシ。 「退屈やろ?もう行ってもいいで」 って言ってみたけどタケに私の思いは通じず。
タケと魚を比べてどうこう言うよりは 純粋にタケの立ち居振舞いが気に入らない。 私には本当によくしてくれるし 街中でお年寄りや子供にも それなりにはやさしい。 なのに、今ここにいるタケの ものすごくヤな感じは何だろう。
今日、偶然魚に会った事で ブルーのスイッチが入ったけど 昨日タケと待ち合わせを決めるのに 「あっさり帰れるように」って思ってた。 本当はタケと一緒にいたい気持ちは 薄いんだと思う。
イベントが終わってタケが迎えに来て 一緒にご飯を食べて電車で帰った。 車を取りにいってタケが 「もうちょっとブラブラする?」 って言うんだけどそんな気分にはなれず。 車の中で少し話して タケがくっついて来るまま任せてたんだけど キスするのが苦痛。 抱きしめられて「好き」とか 言われてもとても居心地が悪い。
あまりにテンションの低い私を タケもヘンだと思ったらしく 「元気ないけど大丈夫?」と聞いてくる。 「久し振りの人ごみで疲れたみたいだから 今日はもう帰る」とウソをつく。 タケは真面目に心配してくれて さらに心が痛む。
タケと別れて帰り道。 もう、どうしようもなく辛い。 タケは本当に優しい所があって それも私だけに優しかったりもして それに文句を言うなんて最低なんだけど 私はタケを本当に好きなわけじゃない。 そんな人と付き合って悶々としてという 不毛な失敗の繰り返しを もう、ずーっと繰り返してきた。
魚に無下に扱われて 私を大事にしてくれる人がいい とか言いながら 媚びてるのかというぐらい私を 大事にしてくれてるタケのあら探しをしてる。 だからといって魚のほうがいいとは 今はもう思わない。 「やっぱり魚がいいなぁ」 という対象があるうちは ある意味寂しくない。
今はそれも見失って何もない気分。
2003年02月23日(日)
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