| 2007年07月06日(金) |
三高 から 三低 へ |
「 夫を理想の夫にしようと夢中になるあまり、
理想の妻になる余裕のない女性がいる 」
英語のジョーク
Some women work so hard to make good husbands that they never manage to make good wives.
English joke
相手の理想に近づこうと努力するのは、けして悪いことではない。
しかし、それで 「 自分らしさ 」 を見失うようでは、良い結果に至らない。
たとえば、アパレルなどのビジネスにおいて、「 一流ブランドの商品 」 と、「 ノーブランド商品 」 を販売する際の商品開発は、まるで手法が異なる。
ノーブランドの商品を販売する際には、価格、品質、サイズなどに関して、消費者に支持されるかなど 「 市場に合わせた商品開発 」 が必須だ。
逆に、一流ブランドの場合には、市場の欲求にばかり気をとられていると、そのブランドの特色というか 「 らしさ 」 が損なわれてしまう危険がある。
世間の好みがどう変化しようと、あくまでも 「 自分らしさ 」 を主張し続ける普遍的な信念や哲学が無ければ、一流ブランドとは呼べない。
これは人間も同じで、自分に自信の無い人ほど、トレンドに合わせて髪形やファッションをコロコロと変え、世の中に迎合しようとする傾向が強い。
バブル時代、「 三高 」 という言葉が流行し、当時の女性の多くが、男性に 「 高学歴 」、「 高身長 」、「 高収入 」 を求める風潮が話題になった。
いつの世でも、そんな男性はモテるだろうと思っていたが、いまどきの女性には、「 三低 」 の男性を好む傾向があるらしい。
これは、裏返しの 「 低学歴 」、「 低身長 」、「 低収入 」 という意味ではなくて、「 低姿勢 」、「 低リスク 」、「 低依存 」 を指しているのだという。
文字通り 「 低姿勢 」 とは、腰が低く、レディファーストを重んじる姿勢で、「 低リスク 」 とは、公務員などの安定した職業に就いていることを示す。
最後の 「 低依存 」 とは、お互いの生活習慣を尊重し、ベタベタと甘えたり、ヤキモチを焼いたり、束縛しないタイプであることを示しているそうだ。
もちろん、そんな 「 条件 」 にこだわる女性はごく一部であって、大半は違うと思うけれど、なんとなく 「 そんな時代なのかなぁ 」 とは感じる。
三要素の中で 「 低姿勢 」 はともかく、リスクを冒さない男性、干渉を避けて深い愛情を求めない男性に、何の魅力があるのか、私には理解し難い。
最近の男性は意気地が無いとか、弱くなったという批判をよく聞くけれども、女性からみた 「 理想の男性像 」 には合致しているという見方もできる。
ただ、私としては、積極的に挑戦する機会を求め、好きな女性に対しては、とことん愛情を示すような男性のほうが、同性として好感を持てる。
生ぬるい時代においても、世の男性諸氏には 「 骨太のブランド 」 であって欲しいと願うし、「 三低 」 を望むような女性は、ロクなもんじゃないと思う。
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