| 2007年09月08日(土) |
映画 『 HERO 』 公開 |
「 年をとるにつれ、自分にとってのヒーローという存在をもつことは
難しくなるが、幾分それは必要なことである 」
アーネスト・ヘミングウェイ ( アメリカの小説家、詩人 )
As you get older it is harder to have heroes, but it is sort of necessary.
Ernest Hemingway
人気の映画は、二週間も前に指定席が確保できる仕組みが導入された。
それを利用し、公開初日に映画 『 HERO 』 を彼女と観に行った。
いつの時代にも、その時代を代表する スター というものがあり、間違いなく 木村 拓也 という人物は、後世に語り継がれる存在といえるだろう。
劇場には、「 おそらく普段は映画など観ないような層 」 を含め、老若男女、幅広い観客を集めての 「 満員御礼 」 である。
短いカットだが、人気の韓国俳優 イ・ビョンホン の出演を目当てに集まった女性ファンや、テレビドラマの延長として興味のある人も多いようだ。
それでも、やはり大半は主役の キムタク が大画面で活躍する姿を楽しみに来ているらしく、彼の見せ場では、女性観客の ウットリ する空気が漂う。
既に結婚し、子供もいるというのに、キス で 「 悲鳴 」 や 「 ブーイング 」 が漏れるのは、彼が 「 稀代の男前 」 である証といえるだろう。
映画そのものは、酷評するほど悪くもないが、さして記憶に留める程の出来でもなく、キムタク に興味の薄い人には、退屈する二時間かもしれない。
この作品にかぎったことではないが、一時間で事件を解決するテレビ版を二時間の映画版にした場合、どうしても中だるみや、一種の間延びがある。
これは、余った時間と予算が 「 ぜい肉 」 となり、物語の主軸に影響の浅い 「 余計な場面 」 を挿入せざるを得ないことから、よく起きる問題だ。
ただし、作品全体の評価はともかく、相変わらず キムタク の眼光は鋭く、「 手を抜かない仕事ぶり 」 には驚かせられ、それが彼の魅力だと感じる。
雑誌 『 anan 』 での 「 好きな男 ランキング 」 で 14年連続 1位 を獲得した資質はダテじゃなく、スター にして、まさに本物の 「 HERO 」 である。
冒頭の句が示す通り、子供の頃は、芸能人や、スポーツ選手や、あるいは特撮モノの主人公など、様々な 「 HERO 」 に憧れることも多い。
そんな憧れが、年齢を重ねるごとに失せてしまうのは、現実社会の厳しさ、キレイゴト が通用しない背景など、裏事情や、余分な知恵を知る所以か。
それでも、理想とする人物像を抱いたり、誰かに憧れたりすることは、自分の生き方を見直したり、日々の努力における励みとして、効果がある。
自分にとっての 「 HERO 」 という存在を持つことは、言い換えると 「 目標があること 」 でもあり、それは大切なことかもしれない。
しかしながら、たとえば私が キムタク を目標とした場合、「 努力 」 よりも 「 オペ ( 手術 ) 」 が必要となり、HERO は優秀な外科医のほうになる。
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