Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2007年09月09日(日) 自分に甘く、他人に厳しい大衆心理



「 自分自身の欠点に気づくほどの視力を持った人は、ほとんどいない 」

                                   英語のジョーク

Few people have enough sight to see their own faults.

                                   English joke



悪意はないのだが、周囲に迷惑を掛けている人がいる。

むしろ、その場合 「 悪意はない 」 ことが、一番厄介だったりもする。


日頃から混雑が嫌いで、たとえば 「 行列の出来る店 」 なんてのがあっても、予約して スッ と入れないのなら、並んでまで入ろうとは思わない。

しかしながら、どうしても テーマパーク や イベント会場 などでは、大勢の人に混じって、行列に参加せざるを得ないこともある。

こんなとき、たまに 「 なんでこんなに混んでるの、暇人ばかりかよ 」 などと自分勝手な不満を愚痴る人がいて、さらに不快感を煽られる。

本人は、愚痴を吐くことで スッキリ したいのだろうが、周囲にとっては迷惑な話で、まして夏場の暑い時期には、より一層 「 うっとおしさ 」 が増す。

基本的には、「 マナー 」 や 「 エチケット 」 の問題に帰結するのだけれど、無意識に不快感を振りまく人というのは、どこにでもいるようだ。


自分の不快は露にするが、自分が 「 他人に与えている不快 」 については無頓着な人というのも、ちょっと困ったものである。

たとえば、「 真夏だというのにスーツを着込んで、満員電車で汗だくになって通勤している 」 ということを、さも、自慢のように語る御仁がいる。

本人は苦労話のつもりかもしれないが、周囲の乗客にとっては、「 汗だくのオジサン 」 なんかに乗り合わせてもらいたくないわけで、いい迷惑である。

周囲の迷惑にまで配慮する気があるなら、早起きして時差出勤するなり、大汗をかかないように努力するなり、なんらかの策を講じるべきだろう。

ちなみに、私も汗をかくほうなので、夏場は車で出勤するか、早朝の空いた電車を利用したり、軽装で出掛けて仕事場で着替えたりしている。


最近、歯の詰め物が取れて、10年振りぐらいに歯科へ通っているのだが、先日、医院の助手の方から、意外なことで誉められた。

その医院では、男性の患者で 「 毎回、治療前に歯を磨いてくる 」 という人は珍しいそうで、やっぱり、口の中は綺麗なほうが処置しやすいらしい。

他人がどうしてるかは知らないので、自分としては オフィス を出る前に磨いてくるのが 「 当たり前 」 だと思っていたから、これには驚いた。

ここ数年、タバコも吸わないし、口臭があるとは思わないけれど、口の中を開いて見せるのに歯を磨かないなんて心理は、自分には理解できない。

逆の見方をすると、歯科医の方は、「 歯も磨かず治療を受けに来る患者 」 も診なければならないわけで、そう考えると大変な職業なのだと思う。


自分の不快、自分の痛みは主張するけれど、「 他人に与える不快 」 には無頓着な人が、近頃は増えているのかもしれない。

取引先の人と話していても、不平不満には饒舌だが、ご自分の職務が遂行できていない事実については、ぼやけた曖昧な説明しか聞かれない。

他人のアラ探しには熱心で、攻撃の口調も評論家並に滑らかだが、いざ、ご自分のやるべき事柄に触れると、途端に口ごもってしまう人も多い。

民主党は、そういった 「 個人の年金など、利己に執着する性質 」 を上手く誘導し、自民党は、「 戦後レジュームの脱却 」 なんて大局を語りすぎた。

不満に同調することが正しいとも思わないが、小泉前首相のように国民を先導する力の無い政治家は、もう少し大衆心理を読む必要もあるようだ。






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