Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2007年11月05日(月) 小沢 民主党 と、椿 三十郎



「 かごの中の鳥は、あきらめているが、本当は、飛び立ちたいのだ 」

                  テネシー・ウイリアムズ ( アメリカの劇作家 )

Caged birds accept each other but fight is what they long for.

                              Tennessee Williams



黒澤 明 監督 の名作 『 椿 三十郎 ( 1962 東宝 ) 』 が、リメイク される。

かつて、三船 敏郎 の演じた主人公役に、今回は 織田 裕二 が挑む。


物語の主軸は、汚職のはびこる藩政に対し、命がけで立ち向かおうとする若武者たちを、通りすがりの浪人が助けるという、大型娯楽時代劇である。

若武者のリーダーを、若き日の 加山 雄三 が演じているけれど、とにかく、この若武者たちは、志は立派なのだが、どうにも甘くて弱々しく頼りない。

たまたま通りがかった浪人の 三十郎 ( 三船 敏郎 ) に命を救われると、「 ぜひ、お力を御貸しください 」 と頼み込み、その決意を語り始める。

純真ではあるが世間知らずで、頭の固い若武者たちに閉口し、一度は断りかけた 三十郎 だが、あまりに危なっかしいので、仕方なく助太刀する。

未見の方のため、それ以上は書かないが、今冬公開予定のリメイク作品はともかく、旧作は必見の価値ありということだけは、間違いなく保証できる。


この映画に出てくる 「 若武者 と 民主党 」、「 椿 三十郎 と 小沢 氏 」 に、なんとなく印象が重なるのは、私だけだろうか。

別に、民主党 が正しいとも思わないし、小沢 氏 を英雄視する気もないが、「 若武者の未熟さ 」、「 百戦錬磨の凄腕 」 という部分に共通点を感じる。

映画の若武者は、三十郎 との出会いによって成長し、少しは知恵を働かせるようになり、いつまでも “ 頼ってばかりではない ” 活躍をみせる。

がむしゃらに攻めるだけでは、結局、何もできず、「 誰の役にも立たない 」 ことを学んだ若武者たちの成長ぶりが、観客に爽やかな感動を与えた。

この映画を観た方々なら、終盤、仕官を依頼された 三十郎 が、どのような行動をとったのかも覚えておられるはずで、そこも 「 重なる 」 部分である。


民主党 は、辞意を表明した 小沢 氏 の慰留に懸命なようだが、それ相応の覚悟をした者、しかも根っからの 「 浪人 」 に対し、野暮というものだ。

慰留に費やす労力があるなら、いつまでも頼らず、今度は、吸収したものを発揮することに エネルギー を使うべきだろう。

鳩山 氏 のように、「 辞められたら、党がもたない 」 なんて泣き言を吐くのは、自ら “ 政権担当能力など、ございません ” と、明かすのと同じだ。

既に 小沢 氏 は 「 もう、こんな馬鹿な連中とは、やっておられん 」 と去ったのだから、これからは、自分たちの実力で勝負する番である。

なぜ、このような事態になったのか、理屈を並べだすとキリがないけれど、かごの狭さに気付いた鳥は、もう二度と元へは帰らないだろう。






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