| 2007年11月06日(火) |
小沢 氏 辞意撤回 : 親離れできない 民主党 は 「 亀田 」 以下 |
「 楽に生きる術が二つある。 すべてを信じるか、すべてを疑うかだ。
どちらの場合も、考えずにすむ 」
アルフレッド・コージブスキー ( ポーランドの言語哲学者 )
There are two ways to slide easily through life ; to believe everything or to doubt everything ; both ways save us from thinking.
Alfred Korzybski
たしかに、独り善がりの熟考が、悩みの原因となって苦しむこともある。
誰かに追従したり、あるいは、むやみに抵抗するほうが、楽かもしれない。
前回の日記では、「 帰ることはないだろう 」 と結んだが、事態は予想外の動きをみせ、一転、民主党 小沢 代表 の辞意が撤回された。
民主党 幹部 らは、説得に成功したことで安堵の表情を浮かべているようだが、ここ数日の 「 ドタバタ劇 」 による混乱が、払拭されたわけではない。
党首会談への参加、連立案を預かった経緯に不満をぶつけた党員やら、その後の辞意表明を、無責任だと糾弾した党員が明らかになっている。
小沢 氏 が去れば困る反面、戻ってきても軋轢は残るわけで、いわゆる 「 覆水盆に返らず 」 の如く、すべてが元通りとはいかないはずだ。
そして、最も大きな問題は、党内に残る 「 猜疑心 」 で、もともと寄せ集めのような構成員を、再度、結束させることが困難になったのは間違いない。
恥を晒して辞意を撤回したからには、翻意に務めた 幹部 から 小沢 氏 に対し、なんらかの 「 譲歩 」、「 歩み寄り 」 があったとみて良いだろう。
今回の一件について私は、「 たとえ 小沢 の意見でも、我々は従えない 」 と満場一致で反対した 民主党員 の勇気を、それなりに評価していた。
ところが、辞意を示された途端に慌てふためき、今度は懸命に慰留するとは、なんと情けない集団かと、以前に増して失望の色を濃くした次第だ。
同じことを、多くの有権者が感じただろうし、小沢 氏 への疑念や不満を抱く若手議員らも、それは党幹部への失望や軽蔑として、残るはずである。
小沢 氏 の辞任は、痛手でもあっただろうが、彼への依存体質から脱却し、真の実力を示す機会でもあったわけで、慰留により後退した要素も大きい。
少し前、ボクサーの 亀田 興毅 選手が記者会見を開き、父親の不始末を謝罪しつつ、一家に課せられた処分を真摯に受け止める決意を語った。
その際、「 悪いことは悪い 」 と罪を認めながらも、自分にとっては尊敬する父親であり、育ててくれた恩に感謝している旨が、聴衆に伝えられた。
今後については、「 父親による指導を離れ、一から出直す 」 ことが決意として述べられ、この会見で 亀田 一家 は、なんとか追放を免れたのだ。
批難を浴びた親の尻拭いをさせられても恨み言を漏らさず、立派に親離れを果たした 亀田 に比べ、民主党 の対応は 「 未熟 」 の一語に尽きる。
さんざん 「 信じてたのに 」、「 無責任だ 」、「 裏切り者 」 と罵った挙句に、結局は親離れできない政党に、まだ何か期待してよいものだろうか。
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