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2008年01月06日(日) アメリカ合衆国大統領選挙



「 同じ指導者でも、民主党にいれば ボス となり、

  共和党にいれば リーダー となる 」

           ハリー・S・トルーマン ( アメリカ合衆国第33代大統領 )

When a leader is in the Democratic Party he's a boss ;
when he's in the Republican Party he's a leader.

                                Harry S. Truman



今年は、ロシア、中国、アメリカの指導者が選挙の年を迎える。

なかでも関心は、「 アメリカ大統領選挙 」 に集中するだろう。


民主党の予備選挙は、最初に結果が出るアイオワ州において、圧倒的な知名度を誇る ヒラリー・クリントン が3位に破れ、波乱の幕開けとなった。

初の 「 女性大統領 」 誕生かと思いきや、意外と女性有権者層からの支持が少なく、「 ヒラリー以外なら、誰でもいい 」 という街の声も多い。

実は、この 「 ヒラリー以外なら、誰でもいい 」 という意見は、日本の国益を代弁する声でもあり、日本国民にとって、彼女の就任は望ましくない。

逆に、彼女の就任を期待しているのは、もう一つの超大国である 「 中国 」 の政府筋で、事実、相当な金額の資金援助が提供されているという。

あまり知られていないが、中国も、韓国も、北朝鮮でさえも、アメリカの次期大統領候補に資金援助する習慣があり、それは合法的に認められている。


日本の場合、ただでさえアメリカに協力すると馬鹿騒ぎし反対する左翼や、暇な野次馬が多いため、公的資金を投入することは難しい。

しかし現実には、アメリカの支援を受けざるを得ない事柄が多いので、彼らが大統領へと就任する以前に 「 恩を売っておく 」 意義は大きいだろう。

たとえば今回の場合、中国からの資金援助を受けたヒラリーの選挙公約には、中国との友好的な連携が、優先課題として多く盛り込まれている。

それに対し、どの条項にも 「 日本 」 という文言は一行も見当たらず、従来の密接な両国関係が、まるで完全に無視されたものとなっている。

彼女が就任しても、日米安保の信頼関係は保たれるが、たとえば北朝鮮による 「 拉致問題 」 解決に、手を差し伸べてくれる可能性は絶望的となる。


太平洋戦争の惨敗と、その後の占領によって、日本がアメリカに頭が上がらないのと同じく、韓国も朝鮮戦争で加勢を受けたので頭が上がらない。

ただし、韓国の場合は、特定の候補に莫大な資金援助をするのではなく、儀礼的に両党へ提供する慣例があるだけで、日本にとって弊害はない。

北朝鮮にいたっては、多少の金銭で政策を転換できるはずもなく、ほとんどその効果は 0 に近いとみて問題ないだろう。

二大超大国であるアメリカと中国が仲良くなることは、もちろん弊害ばかりではないが、極端な 「 日本はずし 」 は、当面の不利益が大きい。

現職のブッシュは、イラク戦争で批判も多かったが、誰が大統領でも戦争は 「 やるときはやる 」 わけで、日本にとっては、親日候補の当選が望ましい。






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