Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2008年03月09日(日) 有効な時間の活用法は、眠りから



「 人類永遠の課題は、起きている時間をどのように構成するかだ 」

                 エリック・バーン ( アメリカの精神病理学者 )

The eternal problem of the human being is how to structure his waking hours.

                                   Eric Berne



30分だけ早起きして、朝6時から近所を走る生活にも、少し慣れてきた。

まだまだ始めたばかりだが、少しはお腹も引き締まってきた気がする。


私の周囲にも 「 6時起床組 」 はいるが、彼らの大半が “ 早寝、早起き ” なのに対し、私はというと、概ね、床につくのが深夜2時を回る。

ならば、平均睡眠時間が4時間ぐらいなのかというと、そうではなく、出張を除くとほぼ毎日、約2時間前後の 「 昼寝 」 をしている。

自営だから時間の制約を受けないこともあるが、昔から 「 夜討ち朝駆け 」 といって、忙しい人を相手にしていると、昼間は仕事にならない。

午前中 ( 朝8時〜12時 ) と 夕方 ( 16時〜20時 ) に仕事を集中させることで、相手に時間的余裕がある始業前、就業後の商談もできる。

4時間も昼休みを取ると、支障があるように思われがちだが、その時間帯は誰もが忙しいので避け、あえて、そこで休息や睡眠を摂るのである。


医学的にも、連続して長時間睡眠を摂るより、昼寝 ( シエスタ ) を加えた分割睡眠のほうが疲労は取れると証明されており、実際、体は快調だ。

もちろん、組織的に同一時間帯での勤務が要求される勤め人の場合には、そうもいかないはずなので、私と同じような夜更かしは体に悪い。

その場合は “ 早寝、早起き ” を心がけるしかないのだが、それでも、許される可能な範囲で、自分の仕事に合った時間配分を工夫するとよい。

メモ を取る習慣も、仕事に取り掛かる準備や、作業時間の軽減に効果があるし、努力によって時間は、「 短縮 」 したり、「 創出 」 できるものだ。

まず、自分が 「 最も仕事に集中すべき時間帯 」 を決め、そのために十分な睡眠時間を確保し、二者を阻害しない範囲に 「 趣味の時間 」 を宛てる。


心身の健康を保ち、良い仕事をしている人は、概ね、そのような時間割が自然に出来ており、バランスよく生活のリズムが維持されている。

仕事の責任が増すほど、「 健康管理も仕事のうち 」 と言われるが、事実、睡眠不足や不健康な状態では、満足な仕事が成し遂げられないものだ。

趣味やネットに嵌るのも自由だが、睡眠時間を削ったり、自分の時間割を狂わせてしまうようでは失格で、時間の使い方が悪いとしかいえない。

むしろ難しいのは、大人よりも、勉強や、スポーツや、遊びや、やるべきことが山ほどある 「 学生 」 の時間割で、さほど、大人の場合は難題でもない。

自分を律し、「 何が重要か 」 という目標意識さえ明確に理解していれば、自堕落に時間を浪費しないのが “ 大人のたしなみ ” というものだろう。


2時間は無理でも、昼休みに15分だけでも仮眠すると、かなり疲労回復に役立つという実験データがある。

時間を有効に使う術は、起きている間 「 いかに頭をスッキリさせておくか 」 ということと同じで、そのためにも、睡眠の持つ意義は大きい。

睡眠薬がないと眠れないとか、どうせ眠れないから夜更かしするという人もいるが、結局、彼らもどこかで眠りに襲われるのである。

睡眠不足のため、仕事時間内に十分な活躍をしていないから、夜になれば心配で眠れず、それで夜更かしをして、また睡眠不足で仕事に臨む。

そんな悪循環に陥っている人は、「 薬 」 よりも 「 早朝のジョギング 」 でもしたほうが、正しい 「 時間割 」 に戻せる可能性は高く、害も少ない。






↑ エンピツ投票ボタン です。 一度クリックする毎に筆者が踊ります。

My追加


 < PAST  INDEX  NEXT >


Oldsoldier TAKA [MAIL]

My追加