暗行記...不夜

 

 

雨の匂 - 2002年03月15日(金)

エンジンを切り
カーステレオのボリュームもオフに

雨を久しぶりに感じる
ガラスに打ち付ける雨の音は
いつも
なぜだか懐かしく思う

シートを倒し
目を閉じると

ゆっくりと時が過ぎるのような
安心してその場所に居られる気がする

雨が全てを流してくれるから
そんな風に思える


雨はすぐに止み
雲も雨と一緒に降ってしまったかのように
空は澄んだブルーが顔を出す

心も同じ

なにも描かれていないキャンパスのように


【一記】
今日は先輩達の卒業式でした。
3年間しか居られなかったけれど、60億もの人の中で
その中でここでこうやって出会えたことは
大切な思い出になった。
1日ごとに色んな出会いがあるけれど、自分に
全て刻まれていく出会いとなるようなものにしたい。
生きている中で最も大切な記憶となるように。




↑投票ボタン
My追加



...



 

 

 

 

暗行記 目次
軌跡   岐路

手紙  掲示板
 寂しがりやな豚ちゃんたちの旅跡