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他力信仰 - 2002年05月26日(日) 法然房源空という僧がいる 20年の修学により悟りを開く 他力信仰という悟り 南無阿弥陀仏と唱えれば救われる 修行をしたか、していないか 修行が多いか、少ないか 老若貴賎、誰にでも この信仰に多くの人々が縋る 唱えさえすれば救われると 当時は末法と言われていた 末法とは仏陀の教えが消滅し 苦しむだけの現世ということ 人々は死後の浄土 来世に希望を見出すしか無いと この信仰はどんな意味があるのだろう 宗教は生きていくために 必要なものなんじゃないだろうか 現世で精一杯生きることで 来世で幸せなものが待っていると 他力に頼っていては人は堕落し 生きることを止めてしまうのではないか 辛いのであれば南無阿弥陀仏と唱え 死んでしまえばいいんだと 法然はどうして他力信仰を悟ったのだろう 人々に来世があるのだから 苦しければ死んだ方がいいと思ったのか この世は滅びるべきだと思ったのか 多くの人が死を選んでしまえば 来世なんて生まれてこないだろう 来世の幸せなんて来ることは無くなる 人の死と共に信仰も消えていくだろう 死後の世界だけを見て唱えたのだろうか 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と 何もせずに唱えることに 法然はどう意味を見出したのか 人は何かを考えたり、誰かを大切にすること 誰かを敬うこと、相手を思うこと 努力し、精一杯生きていくことが 一番大切なことじゃないのだろうか 何もしていない者たちに 救いなんてあるのだろうか ...
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寂しがりやな豚ちゃんたちの旅跡 ![]() |