暗行記...不夜

 

 

覚醒 - 2002年05月28日(火)

手帳に毎日の予定を書き込んでいた

大学4年の生活が始まってから
毎日、毎日予定が詰まっていた

実験、卒研、試験、勉強会、レポート
実験補助、病院見学に講義などなど

ここまで3ヶ月常に何かで埋まってる
日曜でも祝日でも創立記念日でも

何かに追われ、逃げ続けるような毎日
不安とプレッシャーで嫌になる毎日

嫌な原因は分かってる
卒研の担当教員の所為だ

彼の言いたいことも分かる
理想としていることも分かる

ただそれを押し付けて欲しくない

人によって求めているものなんて違うだろう

社会に出て必要なことが沢山あることなんて
自分にはその必要量の知識が足らないことなんて

初めから分かっている
そして自分で補っていけることも

彼の求めるように勉強して、従って
社会に出たとき私には何があるんだ?

一流の技師になれる?
一流の研究者になれる?

それが何になるんだ
だれがそうなりたいと言ったんだ

なんで分からない
自分の理想が全てではないと

気付かないんだろう
これからも毎年、毎年

自分は理想に近づいているんですか
私たちに話しているような素晴らしい技師に

人は押し付けられて成長していくのでは無い
小さなヒントを与えてくれるだけでいい

全てを決定していく権利は私にある
何をしていくか、するべきか、必要か

そしてどんな人間に成っていこうとするのか




↑これからも変わらない

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