○プラシーヴォ○
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2001年06月16日(土) 心が溶けちゃう

起きて窓の外を見ると、景色がピカピカ光っていた。
なんていい天気なんだろう。
私は、ふと思いついた。

そうだお弁当を作って、お外で食べたら気持ちいいだろうな。

ふと思いついたのはいいけれど、
私はお弁当なんて作ったことない。
ハム男の家で御飯を作ったことは何度かあるけれど・・・。

心配で心配で、隙あらば手を出そうとする母をなんとか阻止しつつ、
お弁当らしきものが出来た!

迎えに来てくれたハム男に、お弁当をつくったことを言うと、
「ええええ?」
と変な驚き方をしていた。

小さい頃から家族で何回も来たことがある、森林公園に来た。
ベンチやテーブルがすごく多さんある。

木陰に入ってさっそくお弁当を食べた。
おいしいともなんとも言わずにモクモクと食べるハム男。
でも、風が吹いたりすると目を細めて気持ちよさそうな顔してる。
「外でこうやってお弁当食べるのなんて何年ぶりだろう。
本当に気持ちいい!」

ハム男は、お弁当がよっぽど嬉しかったのか、
いつになく私をきつく抱きしめる。

「ハム男、私のことまだ好き?最近電話の回数減ったし、
なんか私に逢おうとしないし・・・」

ベッドで寝転がって、
ハム男の背中に顔を押し付けながら聞いてみた。
すると、ハム男はプハッと吹き出して

「・・・女の子っていろんなこと考えるんやね。
俺はがちゃ子のこと愛してるよ。
がちゃ子じゃないと・・・だめやもん」


聞けてよかった。
聞いてよかった。

これでしばらく頑張れる。
ハム男、愛してるよ。


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