○プラシーヴォ○
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| 2003年03月04日(火) |
誕生日のオオゴト 後 |
「もしもしハム男? 私もお風呂屋さん、一緒に行こうかなあ」
何言ってんだよ
と ひっそり笑うハム男
「今、ザ・シューズの横にいるの」
ハム男の家のそばの 安売り靴屋
消えてしまったネオンを見上げながら ハム男に種明かし
しばし沈黙
「はあ?え? そうなの?…もう、なんだよそれ とにかく、戻ってこい」
笑ったり怒ったり パニクるハム男
部屋に入ると 苦笑い
「よっしゃ、行くか!!」
車に乗って 二人共大好きな 大きなお風呂屋に到着
ハム男は、 私があげたジャージを早速着てる
「俺、どうしよう こんなにジャージが似合っちゃって」
ガラスに映してみたり 鏡に映してみたり
分かりやすく喜んでくれて 私も嬉しい
ビデオを借りて 家に帰る
手をつなぎながら ビデオを見る
「俺、こんなにジャストフィットするジャージ初めて がちゃ子すごいね、よく見つけれたね
昨日、ダイヤモンドテラスに行って買い物したときに 3000円のジャージを買おうとしたんやけど どうしてもデザインが嫌でなあ…
あ〜、買わんでよかった!!」
ハム男にっこり
土曜日、全然電話にでなかったのは ケースケというハム男の友達と 飲んだくれていたかららしい
一人焼酎一瓶あけて 次の日の 命より大事なサッカーの試合にも二日酔いで行けず 散々だったらしい
バカじゃないの
「30歳の誕生日を 危うく一人で過ごすとこやった…
来てくれてありがとう がちゃ子」
布団の中でつないでいる手を一旦はずして ハム男は自分の手が下になるように 手をつなぎなおした
相手の手の重みで手がしびれてしまうから
そんな さりげない仕草と 普段行ってくれないような言葉に
私はダラダラと涙を流しながら 眠りについた
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