夕菜の日記
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夕菜



 モラトリアム
2002年05月18日(土)

心理学の試験範囲が少し変更になるんですよね。
去年までは「児童心理学」だったのが「発達心理学」となるから、
青年期も少し…一応範囲なのかしら?と本を読んでいたところ、
ふと目にとまってしまいました。

●青年前期(11.12〜17歳)いわゆる思春期
「自分」というものを自分自身に問いかけ、自己探求が行われるようになる。
このため内向的になり抽象的な思いにふける傾向が出てくる。
他人に対して過敏になるため劣等感をもったり
不機嫌や苛立ちを生じるようになりやすい。
また、理想主義や完全主義的傾向が強まり、現実との間の葛藤に悩むことも多くなる。
俺っていったい何のために生きてるんだ?
なんで俺だけ、働いて疲れて帰ってこなあかんねん?
俺っていう人間は…という台詞、よく聞いたものですな。
元夫…ちっとも思春期じゃなかったはずだけど


→「自我同一性(アイデンティティー)の達成」と言う形で統合されていく。
自分が間違いなく自分自身であるという確固たる感覚。
残念ながら統合されなかった人は30代になっても妻帯者になってもひきずって…つらいねぇ。

●青年期(18歳以降)
自信がもてない、自尊心を傷つけられる、人間不信に陥りやすいなど動揺することが多い。
しかし反面自意識過剰になり威張った態度をとる。
このような状態はアンビバレンス(両価性)と呼ばれる。
同一の対象に対して愛と憎しみのような矛盾する感情や態度が同時に存在すること。
こ、これではないか?!
まさに愛されてるのか憎まれてるのかわからん態度ぢゃった。


「社会が与えてくれた猶予期間(モラトリアム)」

モラトリアム?
社会は猶予を与えてくれても、妻と子はあれ以上…猶予は与えられなかったのだ。

時々「何で離婚したの?」と言われたときに一言ですます言葉がなかなか無くて困るんだけど、
「精神的に自立できてない人だったから、いろいろ苦労が多くて…」
っていうのにひとまず決まりかもしれない(笑)
ちょっときれいな一言でない?
私の経験した結婚生活の続き…書きたくなってきてしまったなぁ。
でも、はまると全く勉強できなくなるので…我慢。

追伸…昨日の日記に「私も発達したい」などと書きましたが、なんでも発達とは…過去には未熟な赤ちゃんが成人になるまでというのが暗黙の了解であったらしいのですが現在では
「受胎から死に至るまでの生涯にわたる心身の獲得的そして衰退的変化まで」
ということで、私も発達しているということなんですね。衰退的…ううっ。


今日の問題♪-------------------------------------------------------

次の文章の( )の中に最も適当な用語をいれなさい。

人間の知能は一般的に考えられているほど(1 )の力によって決定的に決まるものではなく、またその知的水準としてのIQは幼児期から青年期にかけて(2 )なものではなく(3 )するものである。

幼児の世界観、認識の特性として、無生物にもすべて人間と同じ心や生命があると考えるのを(4 )的思考といい、自然界のすべてのものが人為的に作られたものだと考えるのを(5 )論的思考という。

人間の発達を支える2つの柱としては、個体の持つ素質的、内的な力としての
(6 )の働きと、環境内における経験から得られる(7 )の働きの2つがある。そして、これら2つの作用は理論的に分けて考えられるが、実際の発達においては(8 )となってはたらくものである。


解答
1.遺伝 2.不変 3.変化 4.汎心論 5.人工 6.成熟 7.学習 8.一体


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