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2021年05月20日(木) 戊辰・朝晩の本

寝る直前と起きた直後のスマホいじりをなるべくひかえたい。

もともと寝つきが悪い。
PMSの時期なんか朝4:00ごろまで起きている。
(↑これもう最近何回も書いてる気がするが、年齢のせいかやっぱりまた書いてしまう)
だから別にスマホのせいで寝つきが悪くなってもいいや、といじりまくっていたのだが、
そうすると今度は首が固まってしまう。痛い。
腕も痛い。肩も痛い。背中も痛い。
痛いから熟睡できない。
寝つきが悪いのはともかくさらに熟睡できないとなるとちょっとよろしくない。

主にタブレットで本を読んでいるのだが(なので正確に言うとタブレットいじりだ)、
最近紙の本を通販で買ったのもあって、
せめてではタブレットではなく紙の本にしようと思い、
ここのところ寝る直前&起きた直後は本を読んでいる。
夜と朝で別の本を読んでいる。
今は夜が東海林さだお「大衆食堂へ行こう」、朝が夢眠ねむ「まろやかな狂気」。

どちらも小さい章にわかれているので切りがいい。
ドキドキするようなミステリーではなくエッセイやインタビューなのもいい。

電子と紙の最大の違いは、「今いるページの把握のしやすさ」にあると思う。
紙のほうが圧倒的に把握しやすい。手で触れればわかるからだ。
電子は読んだページ、残りのページを把握するのにもうワンアクション要る。
しおりもあるがそれだとさらにもうワンアクション要るうえに、しおりの位置を把握するのにもうワンアクション要る。
紙はそれらすべてがほぼノーアクションで把握できる。ノーモーションと言ってもいい。脊髄反射でわかるのだ。

寝る前と起きたあとは、そういうノーモーションでの読書が適している。

首や肩が痛くなったりもならない。
文庫本1冊ならどうしたってタブレットより軽いし、何より両手で持てるから身体の片方に負担がかかるということがない。
タブレットだと実は片手でしか持てないのだ。物理的には両手で持てるのだが、そうするとうっかり拡大してしまったりしてすごく面倒くさい。

目も断然疲れない。
紙だと印字された黒い字だけが情報として入って来、白地はあくまで背景だが、
デジタルだと白もまた「光」という情報なので、じつはけっこう過多なのだ。
印刷されたもののほうが誤字脱字なんかを見つけやすいのもこういう理屈からではないかとひそかに思っている。

かといって別に、紙のほうがいい!というわけではないんだけど。
相変わらず、電子書籍を浴びるように読んでいる。
でも、紙の本の良さがかえってわかるようになって、近年では紙の書籍もぼちぼち買っている。
あんまり買いすぎるとしまう場所がないから、整理にも頭を悩ませないとなんだけど。

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というわけで、今読んでいる朝晩の本も、そろそろ終わりを迎えようとしている。
少しずつ少しずつ読んで、足らないと思ったら何度も読み返したりして、けっこう贅沢な時間を過ごしているんだが、
やっぱり足らないと思うとたくさん読んじゃってあーあと思ったりもしてるからなかなか贅沢なだけではまままならない(まがいっこ多い)。
次に読む本は三谷幸喜。ありふれた生活シリーズはいっぱい出てるので、しばらくは読む本に悩まずに済みそうだ。
これはもっぱら夜読むようにする。軽妙なエッセイは夜読むに限る。心地いいからだ。
朝は、一度買ってなかなか読む機会がないムック本やアーティスト本なんかを読もうかなと思っている。

まろ狂3。欲しかったけどまた争奪戦に敗れ、書店に行くしかなさそうだ。

楓蔦きなり

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