2002年05月06日(月) |
好きになったら読む本 藤本義一 |
講談社文庫 1990
この本はエッセイ。1990年かあ。私が大学に入学した年だ。 ちょっと古いけれど、友情についての文章は面白かったな。 恋愛についての文章に関してははっきり言ってよくわからなかったけれど。 そして、この本を読んで、自分のダメなところ、いけないところも改めてわかってきたというかなんというか。
こういう類の本を読むとき、時々すごいムッとするときがある。 それって書いている人の言っていることが訳わからない時なんだけど、たとえばそれが自分の痛いところをつかれているからか?というと、そうでもないと思う。 案外自分のことを客観的に見ようと努力はしているのもあり、悪いところをつきつめられても、そうだなーと認めるところはあると思うから。 イヤになるのはこの作者、何もわかってないよと思うときだったりしてね。まあ、人それぞれ、そしてその時々で同じ物を読んでも受ける印象は違うはず。それが本の醍醐味なのかもしれないけど。 いいと思ってた人が、あとから読むとなんでこんなのをいいんだと思ってたんだろう?と思ってしまうことだってよくあることさ。
とりあえず気楽に読め、それでいて少し勉強になったところもあったかなーという感じの本だった。
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