2002年05月26日(日) |
E.T. 20周年アニバーサリー特別版 |
今になって「E.T.」を見に行ったのは、感動したかったからかも。
この映画、20年前にやったのに未公開映像とかも加えたバージョンだったらしい。私は20年前は小学生だったが、当時はもちろん見ていない。その後、TVでの放映で見たことはあるけど、吹き替え版だった。
ということで、もちろんストーリーもシーンも大体は覚えているのだ。だから、感動は薄いだろうなーと思い、またちょっとやそっとじゃ、感動しないぜ・・・とわけのわからないことを思いながら見に行ったのだが、結論から言うと、やっぱり感動してしまったのだ。そして、数箇所涙が出そうになるシーンもあり・・・。
客層はなぜか親子連れが多く、(それも子供は字幕、読めるの?と思うくらいの子供もいた。これは親が見たくてつれてきたに違いないと思う)ちょっとびっくりした。途中で「もう帰りたい」という子供の声が聞こえたような気がしたが・・・。(多分最後まで見たとは思うけど)
エリオットの声が甲高い。お兄さんはかなりいい役だよなーと思う。すっかり忘れていたけど、このエリオット君のおうちはパパがどうも女と浮気をしてメキシコに行ってしまったらしく、別居状態。母が3人の子供の面倒をみつつ、仕事もしなくてはならなくてちょっとイライラしている。お兄さんは最初はすごいワルっぽい感じなんだけど、エリオットがE.Tを見せた後からはお兄さんらしくなり、最後にはお兄さんの友達も協力してくれてしまう。
ところで、この作品ではアメリカの生活が覗ける感じで結構面白い。印象的に覚えていたのはハロウィーンのシーンだったのだけど、よく見ると、本物のガーディはE.Tよりも断然背が高いんだけど、ママは全然気づかなくて写真までとっちゃってるのよねー。おいおい・・・自分の子供の大きさくらいわからんのか・・・とちょっと突っ込みを入れてみたりして。
それと、最後のシーンで多分宇宙人好きなちょっとよい人っぽい人がママの横に立っているような気がするのだが・・・(気のせい?)この人とママはこれから好意をもったり・・・という展開になったりしてね・・・と思ったけど、映画はそこで終わり・・・。
昔も今も思うのは、自分がE.Tと実際に会ったら、絶対エリオットみたくはならないだろうということだ。やっぱり不気味だと思うし。「千と千尋の神隠し」でも思ったけれど、見ている人が「かわいい〜!」とか声をあげるキャラクターの多くは、実際に本当にそういうものと出会ったとしたら、かわいいどころかすごい怖いゲテモノじゃないんだろうか・・・と思うのだ。千尋も相当怖いんじゃないのかなーと思ったけど、みんながかわいーと連発するんでなんか興ざめ。って、関係ないけど。E.Tは決してかわいくないし、どっちかというとグロテスク系だし、病気になって白くなっているのはめちゃくちゃ怖い。そういうのを実際目にして、本当にその場でエリオットみたいな行動ができるだろうかと私は思ってしまうのだった。
しかし、やはりこの映画は音楽がいいので、最後は本当に盛り上がって感動してしまう。名作といっていい作品だと思う。
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