感想メモ

2002年12月20日(金) 精霊流し  さだまさし

幻冬社 2001

STORY:
櫻井雅彦(さだまさし)の自伝的小説。長崎出身の雅彦はバイオリニストを目指して日々練習に明け暮れる日々だった。家が没落しても、両親は苦しい中から雅彦にバイオリンを続けさせようと奔走する。東京に出た雅彦だったが、音楽の道に挫折し、普通の大学に入り、苦学生となる。大学に行くよりも料理屋でのバイトに熱を入れていた。しかし、体を壊し、大学を中退し、故郷に戻ることに・・・。

感想:
 NHKのドラマ『精霊流し』を見ていたので、ほとんどのストーリーが頭に入っていた。しかし、この小説は時間の流れが飛び飛びになって、非常にわかりづらく、もしこのドラマを見ていなかったら、意味がよくわからなかったかもしれない。

 どちらかというとドラマの方がエピソードが加えられていたりして、感動が深かったような気がする。この小説のどこまでが真実なのかがよくわからないけれど。

 なんとなくしんみりした気分になれる作品である。ドラマといっしょに楽しむとなお良いという感じ。


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