きよこの日記

2002年07月27日(土) Driving with 献血ルームのおじさん

私は急いでいたんです。
大切な約束なんですから。絶対遅れるわけにはいかないんです。
で、電車の時間にあわせて早めに家を出たんだけど、他の用事が思いのほか早く済んで、中途半端に時間が余ってしまったから献血をしようと思いたったんです。
成分献血はmy favorite habitなもんで。

でも、電車の時間までに献血が終わるか、ぎりぎりだったんです。
「3時20分の電車に乗らないといけないんですけど間に合いますかねえ」
「ぎりぎりですけど…。
じゃあ、急いでやりましょう」

…今終われば、ぎりぎりかな。
…今なら、ダッシュすればなんとか。
…え、必死で走って間に合うかな、ヤバイんじゃない?
でも、機械はまだまわっていて、中断することもできないし…。きよこ絶体絶命!!!

「どこかに行かれる予定だったんですか?」
受付のおじさんがやってきた。
「はい。信濃大町で4時30分に待ち合わせなんです」
「ああ、もう、間に合いませんね。
わかりました!
4時30分に間に合うように、責任を持ってお送りしま す」

ええ!まじですか?
電車で1時間かかるところですよ。
往復で2時間じゃないですか。でも、そうですか。送ってくれちゃったりしてくださるんですか?
じゃあ、お言葉に甘えて…
というわけで、Driving to 信濃大町 with 献血ルームのおじさん だったんです。

信濃大町への道すがら、献血のこと、医療のこと、いろいろ話してくださいました。

はー。こんなことってあるんだねえ。
「こういうことって、よくあるんですか?」
「いいえ、はじめてですよ」
そうだよねえ。まさか私もこんなことまでしてくれるとは思わなかったもの。
感謝感謝。
ひょんなことで、人と知り合いになったり、助けられたり、おもしろいなあ。
人の間で生かされている私です。

おかげさまで、約束にも間に合いました。
今日は中学校の1学期の打ち上げ、というわけで、私もお呼ばれだったんです。
先生方に、ことの顛末をお話したら、
「まったく、きよこ先生はO型だなあ」って。
いや、いつもこんなドタバタじゃないんですよー。
いつもは、落ち着いたしっかり者って評判なんですから!


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