浜松でちーさんたちと別れ、私は豊橋駅から飯田戦で北上しました。 居眠りをしたり、本を開いたりしてひたすらに鈍行列車に揺られること2時間。 日本の秘境わがルーツにたどり着きます。 おじいさんもおばあさんもかわりなくお元気そうに出迎えてくれました。
畑で取れたばかりの野菜の贅沢な晩御飯をいただいた頃、花火が上がり始めました。 今日は、近くの部落のお祭りで花火がいくらか上がるそうです。 パイプいすとビールを手に、屋外へ出ます。 おじいちゃんの家は天竜川に面しています。 眼下に天竜川を望み、目の前には泰阜村の家の明かりが蛍のように光り、その上に色とりどりの花火が上がります。 お隣のおじさんとおばさんもやってきて、語らいました。 時間がゆっくり流れていきました。
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