2004年12月03日(金) |
小泉吉宏『ブタのいどころ』 |
あどけないブタの4こま漫画を侮るなかれ。 ここには真理があります。
ごくごく平凡な一匹のブタ、しったかブッタちゃんは私です。 しったかブッタは悩みます。くよくよします。時にうかれ、驕ったりします。 そして、少しづつ煩悩に振り回されている自分が、ありのままに生きていくためにはどうしたらいいかを知っていきます。
このシリーズは、今年度の私のベストの本かもしれません。
しったかブッタ「心の痛みから逃げてはいけないのですか?」 ブッタ「痛みから逃げるのは本能だよ」 しったかブッタ「じゃあ逃げてもいいんですね」 ブッタ「ふむ・・・逃げきれるかな? ブッタ「逃げて「快」にすがりつくと新たな苦痛がやってくるだけだ」 ブッタ「自分をただ見なさい。雨が降る日もあるとしるだけで心は楽になる」
「競争って疲れるね 競争って疲れるね 競争から降りることって負けることかなあ 降りることってできるかなあ」
しったかブッタ「やっぱり勝ちたいですよお・・・」 ブッタ「負けるとどうなる?」 しったかブッタ「つらいです」 ブッタ「勝つとどうなる?」 しったかブッタ「うれしいです」 ブッタ「なんだ 勝つも負けるも変わらんじゃないか」
しったかブッタが神に祈ります 「つらいことを我慢して質素にまじめに誰とも争わず努力して生きてきました。」 「欲張ることもなくまた家族を大切にしてきました・・・ それなのに それなのに・・・」 「神様・・・努力家と言われるわたくしめにどうして尊敬されるほどの地位をくださらなかったのだ!!」 「神様のばかっばかっ」〜努力に見返りを求めると葛藤が生まれる〜
|