きよこの日記

2005年01月14日(金) アカスリ体験

健康+美容+癒し+韓流=あかすり
みたいな?

最近、簡便さをお金で買うことを覚えてしまってだらしないよなあ。
清貧の思想はどこへやら。

そんなことを思いながら、扉をひらいてぶっとんだ!
狭い浴室は蒸気がむんむんとし、目の前には簡易ベットに長々と全裸で横たわる女性が!
「アー、ちょっとマダ外でマッテテネ。
 モウチョットだからネ」
ごしごしと女性の体をこすり続けるふくよかなおばさまは、黒のビキニ姿☆★
あわてて後ろ手で扉をしめるも、衝撃の映像が目に焼きついて離れません。

 えー。全裸?マグロ状態?私もああなるの?

「サッキの人、どうぞー!」
動揺さめやらぬうちに個室に呼ばれ、おずおずと入室。
「じゃあ、仰向けにヨコタワッテください」

ショック!
一糸まとわぬすがたで、まな板の上に体を投げ出せと!?
大いに抵抗を感じたものの、自ら好んで火中に飛び込んでしまったのですから、もはや後戻りは叶わず、簡易ベットに体を横たえる。

おばさま@黒ビキニはやおらタオルをお湯にざぶっと浸し、ぎゅっと絞り、私の顔におおいかぶせ視界を奪った。
・ ・・・殺される!!!

「ぎゃっっ」

「アー イタイ?初めて?
 大丈夫。大丈夫。ヘイキダヨ」
おばさまは、両手にミトン状の布をつけ、猛烈に私の両足をこすりだした。

グオーシグオーシグオーシグオーシグオーシ

おかまいなしです。
躊躇したり、恥じらったり、戸惑ったりする私なんて、まったくおかまいなしに、あんなところやこんなところまで、ぐおーしぐおーしぐおーしぐおーし。

「ほらミテ!こんなにとれたよ!」

「は、はあ・・・」

「オネエさん、何歳なの?」
「あ、27です」

「はは、・・・・あの、おばさんは、韓国の方ですか?」
「ソウダヨー。」
「あ、日本語上手ですね。もう、長いんですか?」

表に裏にとこすられまくるうちに、なんだか不思議な親近感。
そうだよなー。
自分を覆い隠すものなんてひとっつもない、晒しまくったこの状態で、もうどんな構えも無用だよねー。

「ハイ、できあがり」
「へへへ。ありがとー」
照れくさいような、ほんわかした気持ちの残ったアカスリ体験でした。


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