砂肝

2004年02月26日(木) 映画いろいろ

最近見た映画について書いてみようかと思います。

見た順でいうと、「シービスケット」「ラストサムライ」「ミスティックリバー」
になります。

まず「シービスケット」です。

競馬がとくに大きな娯楽であった時代。
1938年、大恐慌時代のアメリカを舞台にした実話をもとに、馬と騎手と調教師と興行師。それぞれの運命が交わって、大きな目標(最強の馬となること)を目指していく話です。

丁寧に作られた映画という印象。
前半でそれぞれの人物の半生が語られ、後半で3人と一匹(シービスケットというはぐれ名馬)が協力していくことになるのですが、やはり前半で語られた部分が影響を与えていくことになるのです。

つまり彼らは過去にいろいろな意味で弱さ、歪さをかかえており、彼らが目標を目指す過程でもそのゆがみはいろいろな形で露呈していきます。
それでも彼らが協力し、ときに満身創痍になりながらも、「いちどや2度のつまずきはだれにでもある」と決してあきらめようとしない様に、ついつい引き込まれます。
役者たちもだけど馬も名演技だなあと感心しました。
馬好き競馬好きの方にもオススメですよ。

原作「シービスケット あるアメリカ競走馬の伝説」(ノンフィクションで、映画版はかなりコンパクトにまとめてあるらしい)も読もうか迷い中。

ラストサムライ
1870年代、
ほとんど日本が舞台の、武士魂をかけた最後の戦いの話です。ハリウッド製大作アクション。

…なんで勝元(渡辺謙)はサムライを自認しているわりに英語がそんなに喋れるのか。
という一抹の疑問はありましたが結構面白かったです。

戦闘シーンもかなり迫力でしたし。
ネイサン(トム・クルーズ)の下手な日本語はけっこう可愛いなあと思いました。
小雪さんは美しかったです。

しかしどうして、ネイサンは勝元への思い入れがそこまで深いのかよく分からなかったなあ。逆もしかり。
まあそれを行ったらこの映画事態成り立たないでしょうが。

途中に出てくる山奥の日本の村と、近代化の波に乗りつつある街の描写が対照的でけっこうリアルだなあと思いました。
剣をもって大暴れするトム・クルーズが新鮮でした。
渡辺謙の存在感もかなりありました。下手するとトムクルーズを食っちゃう勢いで。
トム・クルーズ、渡辺謙、小雪のファンの方や、一風変わった和風アクション物が見たいならお勧めなのではないかと。

すいませんが、そろそろ遅くなったので
ミスティックリバーは明日以降ということで。


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夏野 [MAIL] [HOMEPAGE]

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