■2003年01月25日(土)
― タイのおじさん 2 & ディズニーの世界 ―
(1 より続く) 私がおじさんに「おしぼり、そこにありますよ」と話しかけたのをきっかけに、おじさんは私を相手に笑顔で英語でおしゃべりを始めたの。私は心の中では「英語は全然わからないのに参っちゃったなぁ」と思いつつ、楽しそうにしているおじさんの話に耳をかたむけてみることにした。 おじさんはリュックの中から分厚い黒いファイルを取り出した。ファイルには、ひらがな、カタカナ、ハングル、アラビア文字など、世界各国の言語を書いた紙がキチンと整理されてファイリングされていていて、どうやら、世界を旅しながら各国の言葉を勉強している様子。 先ほど、機内前方の画面に映し出されていた「ご搭乗いただきありがとうございます」の文字を、メモ帳に書きながら「日本語は難しいね。この言葉の意味はなんていうの?」と聞かれた。それからはもうおじさんは質問攻め!「名前はなんていうの?ひらがなでどう書くの?漢字では?」「どこに住んでいるの?トーキョー?」「何歳なの?」「タイには何しに行くの?観光?」。その度に中学1年生程度の英語力しか持たない私は、不馴れな英語を使って質問に答えてもうタイヘン、ヘトヘト!私が英語をまるで話せないのを彼は理解すると、今度はなんでもかんでも「メモに書いてみて!」と言う。筆談ならなんとかなる、と思ったみたいで…。そのあとは、中国人に教わったという漢字(私にもよく読めない、難しい漢詩かなんかのコトバね)をいくつも見せたり、私にハングルやアラビア語を説明して教えようとするおじさん。あ〜ん、英語すらできない私にそんなことされても困るよぉ! 最初は「面白いおじさんね」なんて思っていたけど、私もだんだんとこの状況に参ってきちゃった。機内ではゆっくりぼ〜っと過ごしたかったせいもある。おじさんの笑顔はすごく明るくて、とてもいいヒトなんだけど…。困ったなぁ、早くご飯の時間にならないかなぁ…、そうすれば、この状況にピリオド打てるもんね…。 ついにスッチーさんたちが通路をワゴンを押して歩き始めた。わ〜い、ご飯だぁ!私はほっとしちゃった。でも、ご飯の時間も、次々と困った事態が起きてしまったのよ。
(この続きはまた後日!)
先週はディズニーシー、先々週はタイ。休みの度に出かけちゃってBFと一緒に過ごせなかった。明日は久々に二人でお出かけできる、ウレシイなぁ(笑)。BFと一緒だと現実世界に帰ってこれたカンジがして、いい意味でほっとするし、なごむよ。というのも、ディズニーシーもタイも私の普段の生活とはかなり離れた、異次元な世界だったからね。 特にディズニーシー!甥と一緒だったせいもあるけど、まったくあそこは「子どものパラダイス」&「おとぎ話の世界」だよなぁ。泊まったホテル、「ミラコスタ」はディズニーリゾートが経営しているので、もうどこもかしこもミッキーだらけ。かなりゲージュツ的な絵が天井に描かれているんだけど、その絵の中にも「隠しミッキー」がいたりして。 姉が奮発してそこのホテルでも一番いいフロアのお部屋に泊まったんだけど、そのフロアの客だけが使えるラウンジがあるの。ラウンジではビールやカクテル、ワインを好きなだけ飲める、というシステム。お酒の好きな父が喜ぶかなぁと思って、姉と父と甥とラウンジに行ってみたよ。…でもね〜、そこもなんというか…ディズニー的世界なのよ。そんな中でオトナがお酒飲んで陽気になるという雰囲気にはなかなかなれないよなぁ。 ディズニーシーは楽しかったし、ミラコスタもすごくステキでキレイなホテルだったけど、あそこに長いこといると、普段バタバタしててドロドロもしている「オトナの世界」が恋しくなってしまいますな。
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