■2006年09月24日(日)
― タイフウ・ジャーニー(3) ―
(2)の続き。
念願かなって海遊びを満喫できたのもつかの間。雲が厚くなり、風も強くなってきた。そろそろ退散しないと本当にマズイ。名残惜しいけど、海を後にしてホテルへ帰ることに。海からあがった時にちょうど、どこからともなくおじさんがやって来て、海辺の更衣室のドアに板を打ち付け始めたの。海にいる間はしばし忘れていたけど、本当に台風がそこまで来ていることを改めて実感。 途中、どこかの農家でやっているのか、無人の果物売り場があった。シークワーサーもグァバも袋にいっぱい入って一袋100円。街中で買うよりうんと安い。お土産用に思わず購入。 横風に煽られながらレンタカーを走らせ、ホテルに戻るといよいよ台風が襲来!まともに立っていられないくらいの強風が吹き始めた。辺りが暗くなるころには雨も強くなって、まさに嵐。その凄まじさは、今までに経験したことのないぐらい。 出歩けなくなったので当然、夕食はホテルのレストランで。他の宿泊客も外出できないので、ホテルのレストランはどこも混雑していた。 次の日の夕方の飛行機で東京に帰る予定…だけど…どうなるのかなぁ。台風は今夜から明朝にかけてがもっとも接近する、と天気予報では言っているけど、夕方までに収まるのかしら。台風の速度は時速10km程度と超スロー。心配しつつ就寝。 翌朝。外を見ると相変わらずの豪風雨。私は熟睡して気付かなかったけど、BFは風雨の轟音とたびたびの停電のせいで何度も目が覚めてしまったらしく、疲れ切ったカオ。カワイソウに。 テレビのニュースによると、昼までに発着の飛行機は欠航が決まったんだって。私とBFが乗る飛行機はどうなるのかと、朝食後に確認するため航空会社へ電話してみるもまったく繋がらなかった。同じことを心配してるヒトがたくさんいるんだなぁ。 途方に暮れていると部屋の電話が。旅行代理店の担当者からだった。「結論から言うと、今日はもう全部飛行機飛ばないんですよ」。飛行機欠航&延泊が決まった…。
(4)へ続きます
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