■2006年09月27日(水)
― タイフウ・ジャーニー(4) ―
さて、これで『最終回』になるかな…?
飛行機欠航&延泊が決まって、外出も当然できないしその日はホテルで過ごす。TVもNHK以外のチャンネルはまったく映らなくなっちゃったし、退屈だなぁ。私はひたすら昼寝、BFは持ってきたDSでひたすらゲーム。 午後3時ちょっと前になって、そんな状況にもついに飽きてきて、お腹も空いたことだし(まったく動いていなくてもハラはへる…)、またまたホテルのレストランへ。 隣のテーブルの人達の会話が耳に入ってきた。彼らは観光客ではなく、どうやら地元の人みたい。台風の影響で、停電があったり水道が出なくなっちゃったりで、ゴハンも食べられずに仕方なくホテルにやってきたらしい。 夕方になって、天気がだいぶおちついてきた。まだまだ強風だけど、雨は止んでいる。退屈に耐えられなくなって、島の中心街へ散歩しに出かけることにした。 外へ出ると…。島の様子は一変していた。 あっちこっちで木々がなぎ倒され、屋根がめくれている家屋も多数あった。道路にはいろんなモノが散乱していて、自家用車は飛んできた葉っぱやゴミがくっついてドロだらけ。 一番驚いたのは、まるごとふっ飛んでぺっしゃんこになっていた“小屋らしきもの”。そこは交差点の歩道だった…だからもともとそんな小屋が建っていたはずもないのだ。一体どこから飛んできたの? つぶれて死んでいる動物(ネコかな?)もいたよ…思わず目をそむけた。迷い犬らしきワンちゃんにもたびたび遭遇。台風のあまりのイキオイに驚いて、家を飛び出してきちゃったのだろうか…。

↑この写真は台風襲来前に撮影。島のあっちこっちでこんなにキレイに咲いていたハイビスカスも、台風で全部散ってしまった。


↑潰れた小屋となぎ倒された木。
停電はまだ復旧していなかったので、飲食店はもちろん、コンビニも営業していなかった。信号もついていないぐらいだからなぁ…。1時間ほど散歩して、またトボトボとホテルへ戻った。 翌日。やっと飛行機が通常運航になった。臨時便も出て、小さな石垣空港は空席待ちの列で大混雑。 私たちはツアーだったので、旅行代理店が空席を手配してくれた。助かったわ。航空券を手にしてやっとほっとできた。機内の窓から見た沖縄の海の色…、あまりにキレイで、このキレイさを充分に満喫できなかったのは、ホントに残念。 休暇が終わって、さっそく来年のカレンダーとにらめっこする私。来年の夏休みの石垣島リベンジ旅行はいつにしようかしら、と思案してたの。1年後の今頃には「楽しい石垣旅行記」がきっと書けますように!
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