夢の中で、藤田に霧の向こうから呼ばれたよ、と最近見つけたカフェで告白した。
藤田とその彼女と私で軽く食事をとっていた時だった。
「死ぬならそれで仕方が無いな。しょうがないね」と、藤田は、スッパリと言った。
それまで、「スパゲッティ‐が美味しい」だの、「彼女はいるの?」だの言っていた彼女さんが突然発言した。
「冷たいのね。だから、貴方は友達がいないのよ、全く。」と。
2人は大笑いした。
「死ぬのは止められない。ただ、俺はそれを哀しむしか出来ないよ。」と彼は続けた。
「だからよ!!」
さらに壱オクターブ上げて叫んだ。今にも立ち上がり机に手をついた。
「だからよ!! だから、そんなんだから浮気するんだわ。優柔不断なのよ。全く、いつまでたっても・・・」
立ち上がって、遠くの心地よいスカイブルーを眺めている。
長い睫毛の間に、青空がクリクリと輝いている。
また、そこで話が切れた。次が始まるまで2人は彼女の顔を見ている。
「なによ。なんで見てんのよ。何もでないわよ。」
ドスン! っと乱暴に席についてみせた。
私は、「だから、やっぱり鏡だね。」と続けると、
彼は「いや、際立たせるしかないでしょう。そういう別枠じゃないかな。」と言った。
2人は爆笑し、「何はなしてるのよ。さっき話を誤魔化したからでしょ〜全く」と、
ブランチは深まっていった。
執筆者:藤崎 道雪 (校正H15.9.4 )