The color of empty sky
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気力がみなぎり前向きで活動的になる時期と、半ば強迫観念のようなものに急かされて落ち着きなく何か行動をする時期とは、ちょっと似ているような気がする。 そんな訳で、上のどちらに当てはまるのかは分からないけれど、今は旅に出たくて仕方がなく、しかも流氷が見たくて見たくて仕方がない病。
中学校の行き帰りに回り道して通った橋は、海の近くで割と広い幅の川に架かっていて、今頃の時期になると、氷や雪の塊も流れていた。 テレビで見る流氷にちょっと似ていなくもないな、と学校帰りぼんやり眺めながら、私はそこにいろいろなものを投げ捨てた。 テストの答案や学校行事のプリント類、美術の授業で作った隣の席の人の頭部のブロンズ像、食べ残したお弁当。 あと、自分の感情とか、ね。
何かを見たくて旅に出て、また同じ場所に戻ってきて生活に戻る。 旅で得たものはなんだろう、と思い返し考えているうちに、生活に押し流されて少しずつ記憶が薄れて、また次の旅に出たくなる。 そんなことの繰り返しで年をとっていくみたいな日々。
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