ーその年にならんと分からんことがあるー
死んだ父が晩年によく言っていた言葉 今は老人施設にいる義母の口癖・・
最近 私もその言葉の意味がおぼろげに分かってきた
人間 誰しも自分が中心で自分の考えで世の中を見る
子供の頃はあんな大人になりたくない もちろんその反対のあんな大人になりたい 私だったら大人になってもあんなことは絶対しない なんであの人はそれくらいのことが出来ないのだろう 自分はあんな生き方はしたくない
もちろん その人が努力すれば叶うことも多いけれど 大人になったらなったで、年をとればとったで 日々の暮らしに追われてふと、気がついたら 自分で自覚する以上に現実がせまってきている 2・3年まえには出来たことが 去年までは何でもなかったことがおっくうになっている 裏をかえせば 今、現在が不満でもどかしいということになるのだろうか
余程 自分をしっかり持っていないと私も現実に負けそうになる それにしても その年にならんと分からんことがある というのは ほんとうにその通りだ
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