土方聖架の日記

2002年12月04日(水) 入稿死ま死た。

昨日火曜日の昼休みに入金・発送して入稿を終えました。

素朴に死ねると思いました。今回。

土曜日に熱ぽくて寝込んだのはただの序章にすぎなかった。土曜日はまがりなりにもアップロードソフトを動かす気力があったからだー。真の修羅場は日曜日だった。

日曜日の私の生活。

7時半起床。前日2時ごろ就寝してしまって遣り残したスキャニング作業をするべく起き抜け一番パソ電源を入れる。30分くらい格闘したのち朝飯を食いに降りる。
それ以降メシとフロとトイレを除くすべての時間、フォトショップ作業・およびワード作業を継続した。夜中の2時54分まで。

概算20時間のパソコン作業は死を招く。

途中心臓が止まりそうに苦しかったことが何度かあったんだけど寝込む気配はなかったのでそのまま継続したんだな。途中いつの間にか始まってたデジフロ(!)といつの間にかエキシビションになってたNHK杯(!!)を見たくらいでしかもそれはパソテレビで見たから作業しながらの話なのでずっとパソ前に座ってたことは変わりがない。とにかく残った本文30枚と表紙をこの日にやるということで必死だったんだがちょっと無謀だったらしい。

本文(正確には残っていたフォトショップ原稿23枚+前書き2枚+小説3枚)を全部上げたのが確か0時24分。それから表紙原稿に入ったんだけどこの辺からかなり自分がアヤしくなってくる。色の認識能力がおかしくなり、同じ色を塗ってるはずなのにどんどん薄くなっていくように見えたり、線のところにペンを走らせてるつもりで2センチくらいずれてるところに線引いたり(ちなみに私のパソは画面直接描きのタブレットバイオ)。何とか範囲指定をかけた下地を完成させたのが確か2時54分。もう記憶の順序が定かじゃなくてそのときみた時計の印象がすべて。それから本格的に塗ろうかと思ったが仕事があることを思い出して無理矢理寝た。眠くなかったのが怖かった。今にして思えば。

翌朝、熱はなかった。別に汚物を身体から出すこともなく、歩くことも会話も普通にできた。だが。

まったく固形物を食せなかった。
何せヨーグルトが食えんかった。
マズイ、と思って紅茶も使って無理矢理ヨーグルトを流し込んだが。
熱もないのに食欲がないなんて事態は全く初めてだった。
あんまり気分がすごかったんで表紙のカラーを諦めたら心持楽になったのをよく覚えてマス。

しかし車は運転できるのである。車が運転できるからには休む理由はない。
仕事もたまる。何せ今月から私は新しい仕事が追加されてしまったので休むワケにはいかんのである。なもんで出勤時の私の目標は真面目に『生きて還ること』だったのである。まあ何とかなりました。おかげさまで。

んなワケで今回の本は本文がデータ入稿なのに表紙がモノクロ手書きという普通の人はやらない結果となりました。わっはっは。

あれから二日経ちまして、身体も心もちょっと復活しております。
あきれないで放置していただければ幸いです。

しかしひょっとしなくてもオタクは普通こんくらい屁でもないのかもしれないしアニメーターさんなんかはザラにやってんじゃないだろーかと考えるとつくづく自分は虚弱体質だなーとちょっと悲しい。が、今更身体は鍛えられん。くう。




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