僕は禿げる。(中略)それでも歌を聴いてくれますか?
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2007年02月11日(日) 心臓 2

気を持たせて放って置いてしまってすみません。時間が経つごとに大したオチがないことに恐怖を覚え始めまして、「全然違う話を書いてしまおうか」という誘惑にかられたり、嘘をつこうかと思ったり。続きを書いていないことで書きたいことを書けなかったりしました。「��(高)山死んだ説」とか流れないかとちょっと期待したりもしましたが、駄目でした。
本題に戻ります。

裏口に回った僕は警備員の方の話が途切れるのを待ちました。「松坂の耳が小さくなろうが大きくなろうが、僕は心臓が苦しいんだぞ!」と大きく言いたい所でしたが、激昂した途端ポックリいったらどうしようなんて考えて気長に待ちました。ちょっと不安な僕。死ぬのはたいして怖くない気がする。でもやり残したことがある。

「診察を受けたい人はどこへ行きますか?」
変な日本語になりました。
一人のおじさんが
「診察は来年3日までやりませんよ」
と教えてくれました。
「木下さん、救急はやってるってよ」
木下さんの教えてくれた内容は嘘でした。年末年始の周知事項は行き渡ってないのです。

やり取りを聴いていると以前苦情が来た話などの無駄情報も織り交ぜつつ、最終的に救急扱いで対応してもらえる窓口を教えてくれました。

受付には無愛想な20代前半くらいの女の人がいました。せわしなく動いては合間にノートに何かを書いています。「診察をお願いしたいんです」と言うと「これで!」と言われて体温計を渡されました。

「体温とか関係ないんだよ!」と思いながらかなり素直に計りました。結果は6度5分。「ほらみたことか」と心で思いながらお姉さんに体温計を渡しました。すると「血圧を!」と筒に手を突っ込んで計る機械を指差されます。心には反抗心をたたえつつ、かなり弱弱しく従い測りました。うちにある血圧計で計った時は上128下70で一応の正常値でした。

僕は一連の計測の間受付のおねえさんを観察していました。締め付けてくる自動血圧計の圧力を腕に感じながら「これが壊れて止まらなくなったら凄く嫌だな。このまま締め付け続けたりしないで欲しいな」と思いながらちらちらと観察していると、どうやらこのお姉さんは根っから悪い人ではないのではないかと思い始めました。

僕が血圧を測っている間に寝巻きのままでやってきたおじいさんがいました。おじいさんはタクシーか車で来たらしく、場に似合わず薄着。上にカーディガン的なものを羽織っていますが、ちょっと寒そうだなと思いました。お姉さんは受付とメモの合間におじいさんを認めると、さっと診察室の方へ駆けて行き、毛布を手にもどってきました。それをおじいさんに手渡しながら「お待ちの間どうぞ」と言うとまた受付へ戻ったのでした。

「この人は新人さんなだけで、無愛想なのではなくててんぱってるだけなのではないだろうか」

そう思っているうちに測定が終わり、レシートのような紙に上129下70という数値が印字されて出てきました。それをお姉さんに渡すとやはりぶっきらぼうに「はい。ではお呼びするまでかけてお待ち下さい」と言いました。

家から持って行った録音技術の本を見ながら待っていると、お姉さんが電話に出て「内科の先生はいらっしゃいます。耳鼻科はいません。心臓外科はいます」というような内容の話をしていました。僕は心臓が無事かを見て欲しかったので「心臓の先生はいるんだ」と少し安心しました。

まだまだ続きそうです…。悲しいです。


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