4254.0516の日記

2003年02月15日(土) 想像力の欠如。


 ■ボランティア。(バイト。)
 ■家庭教師。

 今日は朝から働く働く。
 朝から晩までというのは正にこのことだと思う。
 職業人的卵の正念場。

 午前中の保育のバイトは中高校生ばかり5人。
 一緒に働く指導員さんも私が若干苦手にしているYさん。
 何もかも勝手違い。

 今日はTがHyperactive。
 昨日から人を押したり、叩いたり、走り回ったり。
 私が見るようになってからこんなに暴れたTをみるのは初めて。
 運動神経のいい彼だけに、落ち着かなさが多動に出る。
 畳の上で便をしてみたり、障子を破ったり、おまけにふすまを剥がす行き過ぎた
 行為に助けを求める。

 苦手だったYさんとも、Tの失態の尻拭いを共にするうち、何となく自然に言葉を
 交わせるようになった。
 同じ室内で言葉を交わせるのは3人。
 私とYさん以外に言葉を交わせるのは、Kだけだった。
 なので2人で色んなことを話すようになる。
 何となくの一体感。

 家庭教師も無難にこなし、依頼されていた仕事場へ。
 久々の緊張感と私が入ることによる周囲の微細な緊張。
 仕事を仕事としてきっちりこなすのみ。

 状況も状態も思った以上に進んでいた。
 頭を抱えそうになった。
 すべてを投げ出してしまおうかと思った。
 それくらいの絶望的な今。
 一刻も早く、一刻も早く…。

 障害児も、女子高生も、中学生も私が今日相手にした人々のそれぞれの生き方。
 人は傷つき、前進し、成長する。
 人はあくまでも自分でしか生きられない。
 自分のペースで、自分の人生を全うする。
 自分の視点から世界を見る。

 でも、みんなみんな生きている。
 自分とは違う世界で、同じ世界を生きている。
 だから想像する。
 その人がどう生きているかを精一杯考える。
 だけど、そういう想像力の欠如している人が多すぎる。
 想像力が欠如していることに気付かない人が多すぎる。

 ああ働いた働いた。
 ぐっすり眠れることの喜びよ。
 明日はまた学校だ。
 今年度最終講義。
 そうやってひとつひとつ歩んでゆく。

 ♪BGM/TV
 


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