4254.0516の日記

2007年04月26日(木) “写楽考”。


 嫌なところはとっとと飛び出すに限る。


 一足早く、連休に突入。
 といっても、28は仕事だけど。
 そして、28の仕事のために、きっと前日(明日)も準備に奔走だけど。


 職場を早退し、一度家に戻って着替える。
 今日は、お芝居“写楽考”へ。
 堤真一主演。


 選んだ服が微妙だった…。
 せっかくの外出なのに、気分が盛り上がらないなー。
 安かったからいいけど、これはまたオークション行きかなー。


 夜の舞台だったので、先にささっと夕飯を済ませる。
 ものすごい大量消費炸裂のインスタントパスタ屋さん。
 こんな食べ物屋さんがあっていいのか、という感じ。
 ものすごい安さ、早さ。
 そして、安っぽさ…。


 舞台は、太鼓と笛の音を合図に始まった。

 堤真一は、割に好きではあったけれど、それほど特別、というわけでもなく。
 だけど、生で見たら、きゃー!!!
 佇まい、そしてその身体つきがものすごいオーラを放ってた。
 魅せる身体だなー。
 もうクギヅケ。
 そして、あの渋い声と細かい演技が重なって、吸引されて止まない感じ。
 すっかりfanになった。

 脇を固める人たちも、高橋克実、七瀬なつみなど、割にどっしりとした演技者ばかり。
 特筆すべきは、堤真一の兄弟子役、長塚圭史。
 堤真一の愛人役、キムラ緑子。
 商人役の西岡徳馬。
 すごかったー。

 長塚圭史は、誰だかわかっていなくて(演劇初心者過ぎる)。
 最初はたどたどしい感じだったのだけれど、徐々にその厭らしさとか惨めさとか、
 虚勢みたいなものを滲ませる丁寧な演技に脱帽。
 誰だろー、と思ったら、長塚圭史様だった。
 知らなさ過ぎる自分にウケた。

 キムラ緑子さんは、ただただその色香に。
 とにかく、むわんと音がするような、大人のエロさにしびれた。
 舞台であの色気って、恐ろしい…。
 しかも、二役で出てきた(事にも、気づいていなかったけど…)その後の
 田舎娘での変貌振りも圧巻。

 西岡徳馬はやっぱり舞台人なんだなーと実感。
 TVで使うは、もったいない。
 良さが70%cutされてる感じ。
 うまい!と思わず唸る感じ。

 芝居totalの何か、というよりは、個人の芸がふんだんに発揮された素晴らしい
 舞台だった。
 やっぱり、出演者が少なくて、ちょっと年配の人たちが多くて、ストーリーが
 交錯し過ぎていないところがとても良かった。
 ごちゃごちゃしてなくて。


 カーテンコールで、ちょっとふてくされたように、ぶっきらぼうに帰って行った
 堤真一の少年っぽさにもやられた…。


 帰りに、時間があったので、大型Book Storeに寄り道。
 何で本屋さんって、あんなにわくわくするんだろう。
 ふと立ち寄りたくなるのって、本屋さんが多い。

 結局目当ての本もなく、帰るには少し時間が早かったので、cafeでケーキを
 食べて帰る。
 ゴハン食べた後にケーキなんて、頑張ってる、わたしの胃☆

 cafeでは、サークル風の大学生が5人ほど集っていた。
 男女比2:3だったけれど、やっぱり現実的なことをどんどん決めていくのは、
 女子だった。
 頼もしいなー、女子。

 cafeで間違えて、お皿まで捨ててしまった。
 動揺しすぎて、すぐ近くに店員さんがいたのだけれど、「お皿まで捨てちゃった
 んだすけど」と報告できなかった。
 戻ろうとしたけど、それも変な気がして、そのまま帰ってしまった。


 とっさの判断で、善意を発揮できない自分に落ち込む…。


 ♪BGM/J-WAVE


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