Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
2002年06月13日(木) |
小さな成長、大きな歓喜 |
ああ、部屋の中がぐっちゃぐちゃだぁ(涙)誰か片づけてくれー。もう、何がどこへ行ったんだか・・・どこじゃなくて、いったい何を探しているのかも忘れ去ってしまうほど強烈な状態である。時間が欲しいと思う今日このごろ。死ぬほど掃除したいーっ。
今日は涼しくて過ごしやすい一日だったね。このまま夏が過ぎてしまえばいいのになぁ。
さて、今日はビギナークラス。 最近続々と新しいメンバーが増え、それとともにもともとビギナーだったメンバーがオープンクラスへ進級(?)しつつあって、顔ぶれも大幅に変わりつつある。今日始めたばかりのメンバーも、そして最近始めたメンバーも、どんどん成長して、オープンクラスで本当の「踊る楽しさ」というのを味わってくれるように願っているよ! 今日はクロスドフロアに挑戦。移動しながらステップを繰り返す練習。まずは簡単なウォークから。ジャズダンスは、「自分サイズ」でできる踊りなの。だから、あまり考え過ぎたり、意識しすぎたりしないで、ナチュラルに動いていくことが大切。ただのウォークでも「ジャズダンスだからカッコつけなきゃ。」ってかまえてしまうと動きがギクシャクしちゃう。脚をつっぱったり、余計な力を入れたりしないで、リラックスして動いてみようね。 今日のレッスンで感動したこと。それは、ついこないだMDSに入ってきたばかり・・・と思った子たちが、既に大きな成長を遂げていたというのを目の当たりにしたこと。クロスドフロアをやるのに、今回初めてやるという人がほとんどで、先日までクロスドフロアをやる時には最後尾についてステップを練習していた子たちが経験者となって先頭に立つことになった。「大丈夫かなぁ?」なんていう私の心配なんて無縁。思った以上に堂々と立派に先頭を勤めてくれました(涙)。まるで最近入ったばかりのメンバーをひっぱるかのように、堂々とフロアを横切る姿を見ていたら、目頭が熱くなってきたよ。いやいや感動!!先日までパドブレでジタバタしていたのなんて嘘みたいに、スムーズにクロスドフロアをこなしてくれるんだもん、嬉しいよ。ダンスの先生って、結局形のないものを皆さんに売っているわけで、いつもどこかで不安や心配がある。目に見えないものを売るというのは難しい商売なんだよね。一生懸命説明して、必死に良い見本や悪い見本を見せて、ひとりひとりの身体を正しく使えるように直したりしているけど、それが本当に皆さんが「買って」いってくれているのかがわからない。時々「独り相撲みたい」「一人漫才みたい」って思う。「先生って自己満足しているだけなんじゃないかなぁ」なんて思う。みんなが本当に目に見えない何かをちゃんと買っていってくれているのだろーか?ムスっとした顔のままで、さっさと帰っていってしまう子なんて見ると「もしかしてお金をドブに捨てさせてしまったのかなぁ」なんて不安になっちゃう。でも、今日みたいに「先日までとは違った姿」というのを目撃したり、変わっていく姿を感じたりすると、飛び上がるほど嬉しくなる。ああ、私が必死になって提供したものを、ちゃんと受け取ってくれたんだなぁ・・・って。先生冥利につきる・・・ってヤツなのかなぁ。自分が上手に踊れた時よりも何百倍も嬉しいんだよね。ビギナーのメンバーだけじゃなくて、上達した中級のメンバーもいつも忘れずにいて欲しい。自分が変化したことを喜ぶのは自分一人じゃないってことを。そして、自分以上にその成長や変化を嬉しく感じる人がいるってことをね。 コンビネーションを考えて徹夜が続いたり、体調が悪くて教えることが苦痛に感じる時、「ダンスインストラクターなんて辛い仕事、もう続けられないかもしれない」って弱気になる。でも、レッスンを終えた後、「お疲れさま〜!」と言って帰っていくみんなの顔がスッキリした笑顔だったりすると「ダンス教えていて良かった♪」って思うし、ピルエットとかをクルッと回りきった時に「あ!できた!!」と驚いたかのような顔を見たりすると「私ももっと頑張ろう!」って気分になったりする。結局はメンバーの笑顔や、そして小さな成長に支えられてこの仕事を続けさせてもらっているんだなぁ。みんなにとっては「ちっぽけな成長や変化」ではあっても、私にとっては「最大の喜び」なんだ。
現在、足下で愛犬が悪夢によってウナされている様子(笑)。四つ足をジタバタさせながら、「うぐっ、うぐっ」と得体の知れない寝言を言ってるよ〜(笑)。かわいそうなので、たたき起こして一緒に寝ることにしますー。
明日はオフ。しかし、渡米準備などが全く整っておらず、ほとんどパニック状態になってきているため、「休日」にはなりそーにないです。とほほ。では、皆さん、また明日〜
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