Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2005年11月28日(月) 端文意味無し

自分ができないことは、ひとに「やりなさい」とは言えない。
自分がやりたくないことは、ひとに「やりなさい」とは言えない。
自分がわからないことを、ひとに「理解しろ」なんて言えない。

結局のところ、今の自分の行いは、その程度のこと。

ひとに注意され、指導され、流されるがままに進むことは安易だ。
自由であり、此処に、自分の力で立ち、そして、先に自らの歩みを進めることの困難さよ。
更には、其所に自分以外の存在があり、其れを導くことは、言葉になし難き厳しさがある。

黙って、手を差し伸べることは容易い。
しかし、溺れかけるものを、黙って眺めることは、辛いものだ。
心の底で「頼むから沈んでしまうまえに手足を使って泳いでくれ」と反芻するだけだ。
動く手足も備わって、その動かし方も説明してあるのだから。
あとは、自分から動きだすのを待つだけのこと。
其れを只管に待つことは、気の遠くなる、そして、弱気になるものだ。
心を鬼にするとは此のようなことを言うのだ。


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