また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)

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2003年11月07日(金) これが休憩なのかしらん

あんまり楽しくないことばかりを書いても、
みんな気がめいるかと思って、控えていたのだけれど、
ま、あるがままに書いてみよう。

実は、このリーディング・ウィークの後半は、疲れが出て
家に引きこもってしまった。

自分の中にはあまり矛盾もなく、元気いっぱい。
ただねぇ、勉強もねぇ、言葉を学習するって言うのは
本当に途方もないよね。先が見えない。
次から何かを勉強することがあったら、もっと分かりやすいものにしよう。
出来高が目に見えるもの。

「コンピューターの仕組みを学ぶ」

とか、そう言うのがいいな。


十分承知でやって来たイギリスだったけど、
たった2ヶ月でくたくたになった。
でもよく頑張っていると思う。自分をほめてやろう。

以前ロンドンに住んでいた時は、彼女と一緒に住んでいたし、
今と比べれば、すごく楽な生活だったけど、
今の方がストレスは少ない。
何と言っても、細かく悩まなくなった。

今も、歯が痛いけど、前ほどじゃないし、
昼夜逆転してしまっただけで、基本的に元気だし。
課題がぜんぜん済んでないけど、昔ほど苦になってないし。
いや、そう考えると、これでもかなり強くなったんだろうね。


この2ヶ月間、あまりにも、次から次に面倒くさいことが起こって
さすがに、文明国に引っ越したくなってきた。
自分たちは発展途上だと思っている、どこかの発展途上国のほうが
自分たちは先進国だと思っているイギリスより、
精神的にはぜんぜん過ごしやすいに違いない。


そうなんだよな。
精神的にくたくたになるよ、この国は。
台湾は良かったなぁ、、、とつぶやいてみる。


仕事が出来ない、非常に非合理的なこの国のシステムに
俺、本当に合わないんだろうなぁ。
もっと、細かいこと気にしない、おおらかな性格だったら
この国でもストレスなく生きていけるのだろう。

オーダーした紅茶を、20分間、閉店時間まで持ってこず、
(こっちは閉店するとさえ思ってもいなかった)
払い戻しを頼むと、逆切れするスペイン系の若い女性従業員とか。

自分の非を認めても、絶対に謝らない銀行員とか。

実際、外に出ると「毒気」をもらいすぎる。
来たばかりの時は、ぜんぜん感染(うつ)されなかったのに、
最近は気がつけば、毒を浴びまくり、
よく元気でいるなとすら思うほど。

俺、イギリス人と仲良くなれるように頑張ってるけど、
結論を言うと、もしイギリス人がビジネス相手だとするならば
はっきり言って、

「こいつら、信用出来ん」

という感じかな。いまのところ、残念ながら、、、。

ま、他人を信用せず、親類のみを頼るという中国人の伝統が
イギリスで生きるためには、なんとも合理的に感じられてしまうよ。

せめて、礼儀上、表面的でもいいから、一言謝ってくれればいいものを、
そうしてはいけないんだろうな。
自分の非を認めるようなことは言ってはいけないと
大手の会社やチェーン店などは、社内で教育されているのだろう。

そうかー、俺、だからチェーンの喫茶店とか嫌いなのか。
納得!
個人営業の方がふれあいもあって楽しいよな。

最近の日本も、いろいろ不穏な空気がただよっているけど、
英国のこの無礼さは、非効率と人々の怒りに拍車をかけているようだ。
本当にさみしい国だなぁ。
嘆いているよ。






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倉田三平 |MAILHomePage

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