また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)

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2003年11月29日(土) あっという間に

あっという間に時間がたった。
今日はもう土曜日の朝。この前の日記に「もしかして、、、」と書いて以来、
バタバタと忙しくて、銀行に確認に行くひまもなく怒濤のように週末を迎えてしまった。


そういえば、その間にイギリスは冬を迎えた。
だけど、今年の冬は、まだ穏やかな気がする。
今年は天気がいい。
やっぱりイギリス人は天気のせいで陰気になったり、八つ当たりをしたりしているようなので、
この国に住むかぎり、天気が穏やかであるに越したことはない。
自分自身の気分もあるけど、さらに拍車をかけるまわりの雰囲気というものがある。
陰うつな天候、そして陰うつな人的環境にいて、自分を常に太陽のように輝かせているのは簡単なことではない。
天気が穏やかであれば、まわりから受けるとばっちりも減るし、自然に自分でいやすい。


今学期中に提出すべき「図書館ワーク」のレポート。今週はその基本的な書式についてのアドバイスが先生からあった。
これは基本とは言え、細かい「形式」についてやたらうるさいので骨が折れる。
先生もすごくうるさくて、みんな辟易とした様子。
実際すごく勉強熱心で、北京語もよくしゃべるクラスメイト、
イギリス人の女の子、カリちゃんは、

「内容より書式を優先するなんて、私はそんな書式は無視するわ!」

と怒っている。こういう子がいると安心。
実際は今後論文などを書く際に必要となる技術をちゃんと身に付けておけという趣旨らしい。
今時間をかけることで、将来時間が節約できるなら、今少々骨が折れ多としてもやぶさかではない。理論的にはね、、、。

しかし実際動くとなれば、これから10冊近くの文献をチェックし、
自分のレポート中に登場する引用について、
いちいち原出典のページ数までを明記するのだから、かなり面倒くさい。

ちなみに今取り組んでいるの二つのレポートの内容は

1、孟子滕文公篇に出て来る「飛廉」とはなにものか?
2、司馬遷が史記を書くに当たって参考にした文献を挙げ、その著者と内容について記せ。

日本語でやるのであれば、こんなものはお茶の子さいさいなのだが、三カ国語にまたがって文献を読み、
最終的には英語でこれをまとめるのだから、ま、はっきり言って「慣れ」が必要だ。

しかし、まあ、英語の文献を読むのが好きな人にとっては関係ないかもしれないが、
俺はどうしてもローマ字で書いてあるものを読むのが苦痛に感じてしまう。
漢字で書いてある中国語の方が、読んでいてぜんぜん苦にならない。

おかげで、今まで最初から最後まで完全に読み終えた英語の本というのは一冊もない。
今年の冬休みの目標は、英語で書いてある本を一冊読み終えることにした。(笑






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倉田三平 |MAILHomePage

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