また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)
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いきなりだけど、俺、基本的に後悔のない人生を送っている。改めてこういうふうにいうとなんか変な感じだけど、基本的にはそうだ。こう言いきれる。ただ一つ昨日、急に後悔する出来事を思い出した。正確にいうと「思い出した」のではなく、「後悔するようになった」というほうが正しい。
というのは、当時はそうすることがいちばんいいと思っていたし、昨日考えが変るまでも、やはりそうすることがいちばんよかったと思っていたからだ。が、しかし、昨日急に考えが変った。また一段と現実的に、プラグマティックになりつつある気がする。こういう自分の変化に一抹の不安がないわけではないが、基本的には自分にとって必要な変化だとおもっている。
敢えていえば、この変化が、今後日本で暮らしていくに際してどういうふうに影響していくかだろう。今、イギリスで暮らすこと、もっといえば海外で暮らすことに対しての順応は十分できた。さぁ、日本に帰ったらどうなるだろう? もっともっと柔軟に接しなければいけなくなるだろう。基本的には、いま俺がロンドンで人々に対しとっているのと同じ「異文化対応」=「ニュートラル対応」を維持したうえで、相手から受けるであろう「同一文化対応」=「あんた同じでしょ?」対応に、ロンドンより柔軟に対応しなくてはいけなくなるはずだ。有り体にいえば、話しているないようがすべてわかってしまうため、もっともっといらいらする(笑)はず。より相手を判断しないことが求められる。
いま、後悔というのは思っていたより悪いものではないなと思っている。それは考え方がはっきりと改まることによって生み出されるものであり、同時にはっきりとした目的を内包するものだからである。ということで、ここぞとばかりこの週末はしっかり後悔して、この新しい感覚を楽しむことにした。
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