また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)
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2004年03月16日(火) |
【映画】HERO 英雄 |
【All Cinema Onlineより】
HERO 英雄
上映時間 99 分 製作国 香港/中国 公開情報 ワーナー 初公開年月 2003/08/16 ジャンル アクション/歴史劇/ミステリー 《公開時コピー》 この国はまだ、本当の英雄<ヒーロー>を知らない
監督: チャン・イーモウ Zhang Yimou アクション監督: チン・シウトン Ching Siutung 製作: ビル・コン Bill Kong 脚本: リー・フェン Li Feng チャン・イーモウ Zhang Yimou 撮影: クリストファー・ドイル Christopher Doyle 衣装デザイン: ワダエミ Wada Emi 音楽: タン・ドゥン Tan Dun 出演: ジェット・リー Jet Li 無名(ウーミン) トニー・レオン Tony Leung 残剣(ツァンジェン) マギー・チャン Maggie Cheung 飛雪(フェイシエ) チャン・ツィイー Zhang Ziyi 如月(ルーユエ) ドニー・イェン Donnie Yen 長空(チャンコン) チェン・ダオミン Chen Dao-Ming 秦王(チンワン)
「紅いコーリャン」「初恋のきた道」のチャン・イーモウ監督がアジアを代表するスタッフ・キャストを集め、壮大なスケールで描く一大歴史スペクタクル巨編。秦の始皇帝を狙う当代きっての3人の刺客をすべて討ち取ったという一人の男の語る驚愕の物語が華麗な歴史絵巻の中に展開する。 紀元前200年、戦乱の世の中国。ある日、のちに始皇帝と呼ばれることになる秦王のもとに、無名と名乗る一人の男が拝謁する。男は、最強と恐れられた趙国3人の刺客をすべて殺したという。その証拠にそれぞれの名が刻まれた一本の槍と二本の剣を携えていた。無名は、十歩の距離まで近づけば如何なる相手も一撃で仕留める剣術“十歩必殺”を極め、3人の刺客を討ち倒したという。暗殺者たちから身を守るため百歩以内に誰も近づけようとしない秦王だったが、無名の功績を認め特別に十歩の距離まで近づくことを許し、早速3人の刺客たちを討ち取った経緯を語るよう促すのだった…。
【感想】
台湾に留学中に話題だった映画。どうも日本での上映がどうだったのか、台湾であれだけ盛り上がっていたのに、日本でこの話をすると知っている人はほとんどおらず妙な気分だった。イギリスではというとこの映画よりもアン・リーの「グリーン・デスティニー」(臥虎藏龍 CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON)の方が話題性が高いような気がする。ま、これあくまでも自分の周りのはなし。
HEROは台湾では友達達の評判を聞いてもどうしても映画館に行く気になれず、そうこうしているうちに上映が終わってしまった。香港のネットショップでVCDを購入。送料無料キャンペーン中だったので「ウォーターボーズ」の中国語字幕版と一緒に購入。ちょうど一年前台湾で見たのだが、今日レポートをやるのに気が向かずもう一度見てしまった。
この映画嫌いじゃない。とくに感動するというわけでもなく、どこがすばらしいというのでもない。特にコメントはないのだが、「あそこのお好み焼きやうまいよねー」という感じで、よく来るお店という感じ。気分転換になる。チャン・イーモウ(張藝謀)のかかわっている映画は好きで、ゴン・リーが田舎の奥さん役を演じ、村長に股間を蹴られてけがをした旦那に代わって裁判所に訴え、最終的には中央政府にまで行ってしまう「秋菊(しゅうぎく)の物語(秋菊打官司 THE STORY OF QIU JU)」や国共内戦から共産党政権下を生き抜く「活きる(活著)LIFETIMES LIVING TO LIVE)」など、微妙な感覚、そして躍動感あふれる描写に惹きつけられる。
監督ではないが張藝謀が撮影を担当したチェン・カイコー(陳凱歌)の「大閲兵」が個人的には大好き。これ紹介したほとんどの人に「つまらない」と言い放たれ、いまだにこの映画が好きな人に会ったことがない。陳凱歌監督の映画だと「始皇帝暗殺」もよかった。
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